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捨てるくらいなら与えよう!フランスの市場で売れ残りの食料を無料で配布、近隣国にも取り組みが拡散中

Facebook - La Tente des Glaneurs

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今年2月に「食品廃棄禁止法」を成立させたフランスで、売れ残りの食料を無料で配布するボランティア活動の輪が広がっている。

6年前にボランティア団体立ち上げ

フランス北部の都市リールのWazemmesは、欧州で2番目に大きい市場だ。

賑わう市場のかたわら、まだ食べられる食料でいっぱいのゴミ箱を漁る人々がいる。

その現状を目の当たりにしたJean-Loup Lemaireさんは、ボランティア団体La Tente des Glaneursを6年前に立ち上げた。

以来、毎週日曜日に白いテントのスタンドを出し、売れ残り食料の無料配布を行っている。

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1300人が恩恵にあずかる

週末ごとに、市場の商店を12人程度のボランティアが回り、パンや野菜、果物、花まで、まだ十分新鮮な売れ残りの食料をもらい受ける。

市場が店じまいした時から、食料の配布が始まる。

学生や年金生活者、刑務所から出所した元犯罪者など、国の援助の基準からはみ出た、他に何ら食べていく手段のない1300人もの人々が、無料配布の恩恵にあずかっている。

身分証明書は不要

配布の際に、身分証明書や書類などを要求することはない。

ひとりひとりの話を聞き、自宅に加熱器具のない人には生でも食べられるもの、歯のない人には柔らかいもの、あるいは単に好物を選んでもらうなど、細やかな配慮を払う。

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「あなたのおかげで食料がムダにならずに済む」

食料を配るだけでなく、「あなたのおかげで食料がムダにならずに済む」と、社会の役に立っている「役割」を自覚させる。

そのため、経済状況が上向いてくると、ボランティアとして戻ってくる人も多い、という。

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捨てるくらいなら与えよう

一人当たり5~7kg、9~25ユーロ(約1000円~2800円)分の食料が廃棄を免れているうえ、市場の商店にとっても、廃棄にかかる税金が軽減され、一石二鳥の活動は大いに歓迎されている。

La Tente des Glaneursの活動は、今ではフランス国内に支部37ヶ所を数え、さらにスペイン、ベルギーへ拡散。

「捨てるくらいなら与えよう」の合言葉は、国境を越えて共感の輪を広げていくことだろう。

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