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あの有名人がニットに?!ユーモラスな表情の“あみぐるみ”に思わず顔がほころぶ

NekoKnit

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歴史の教科書に登場する政治家や国語の教科書でおなじみの小説家、音楽や美術の教科書に掲載されてる有名な芸術家たち。

古今東西の有名人の特徴を見事に捉えた“あみぐるみ”たちのユーモラスな表情に、思わず顔がほころんでしまうと話題を呼んでいる。

教科書の肖像画にそっくり

この作品を制作しているのは、ニット小物作家・NekoKnitのせきもとともこさん(@nekoknit)。

こちらは独・作曲家のルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。師走に入るとよく耳にする『交響曲第9番』は、ベートーヴェンの9番目にして最後の交響曲として有名。

ヘアースタイルから眼光の鋭さまで、教科書などに掲載されている肖像画にそっくり。赤いスカーフをしているところも心憎い演出だ。

今回は彼女に様々な有名人をニットで編んでみようと思ったキッカケ、そしてモチーフやモデルの特徴を捉えるために工夫されていることや似せるコツなどに関して伺った。

ひょんなことから人物を編む

――様々な有名人をニットで編んでみようと思ったキッカケは?また、初めて作った有名人は誰ですか?

以前から、ペット(犬、猫、ウサギなど)のブローチを、飼い主様からのご依頼を受けて編んでいたのですが、人間も編んでみたくなり遊びで“太宰 治”を編みました。

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なぜ太宰(をモチーフ)にしたかは思い出せませんが、結果は全然似ておらず…。憂いを秘めた表情からは程遠い、明るい太宰になってしまいました。

そこで、太宰の暗くて心が重たくなるような小説を何冊か読んでから、再びトライしたところ、今度は太宰に近づくことができました。

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「誰か編んで欲しい人物いる?」

――作品のモチーフの選定や着想、インスピレーションはどこから?

太宰以降、しばらく“作家シリーズ”が続きました。

ところが、樋口一葉を編んだところで“お札シリーズ”を思いつきました。

インスピレーションが湧いてこないときは、友人に「誰か編んで欲しい人物いる?」と尋ねると私が思いつかなかった人物を挙げてくれます。

草間弥生、カールラガーフェルド、チェゲバラなどは友人の発想ですね。

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また、朝ドラ(NHK連続テレビ小説)を見るのが好きなので、『あまちゃん』(2013年4月1日から放送 )の荒巻 太一(古田 新太)と、『花子とアン』(2014年3月31日から放送)の加納 伝助(吉田 鋼太郎)は放送中に編みました。

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一目で認識できるものを編む

――今まで制作した中で気に入っている作品は?

“叫び”と“考える人”です。

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アートの中でも、「世界中の人々に知られていて、一目で認識できるものを」と思って編みました。

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ダビデ像やビーナスの誕生も同じテーマですね。

チャームポイントを強調して制作

――ペットのブローチなどのオーダー作品を制作される際に、特に気を配っていることは?

オーダーしてくださる方は、その仔のことを本当に愛していらっしゃいます。

お友達へのプレゼントも多いですが、(依頼主の)愛情や友情を強く感じます。

私自身もペットを飼っている一人として、その仔のことを愛情を持って編もうと思っています。

市販の毛糸を使用しているので、完全にそっくりな毛並みを再現することは難しいです。

しかし、私なりにその仔のチャームポイントを探して、そこを強調して編んでいます。

いちばん好きな表情や特徴を出す

――モチーフやモデルの特徴を捉えるために、工夫されていることや似せるコツは?

オーダーされる方には、あらかじめその人物や動物の特徴や性格をメールで伺ってから制作しています。

ペットの場合、飼い主様がオーダーされた場合はそっくりを目指すのではなく、いちばん好きな表情や特徴を最大限に出せるように努力しています。

お友達などへのプレゼントにオーダーしてくださる方の場合は、お写真だけを見て制作する場合が多いので、できるだけ「その写真の1シーンを切り取れるように、全体の雰囲気を再現できたらいいな」と思っています。

形だけそっくりに編もうとすると、似ないことが多いです…。

例えば、わんちゃんのオーダーの場合ですと「怖がりだけど、甘えん坊」の仔は、目と口元をお茶目になるように多少デフォルメすると不思議と似てきたりします。

編んでいる間は、いただいたお写真をひたすら見ながらの作業になりますので、いつの間にか(モデルのペットたちが)大好きになってしまいます(笑)。

本当にみなさん一人一人(一匹一匹)特別な存在であることを実感できて、幸せな気持ちになります。

オーダー作品や顔シリーズ以外も

――作品は購入することはできますか?

顔の作品は、年に数回の展示会で購入できます。

顔シリーズは、大きさ・顔のみ・全身・猫と一緒などなど、モノによって値段が変わります。参考価格としては、“作家シリーズ(顔のみ)”ですと5,000円となります。

小鳥の作品は、ピッコリアニマーリ(東京都国分寺市)で購入できます。

猫・動物・お花などのブローチやヘアゴムなどの小物(1,500から4,000円くらい)は、ならやあん(神奈川県・箱根宮ノ下)で常時販売しています。

ペット作品のオーダーに関しては、こちらのNekoKnitで直接承っています。ただし、犬のみ10プラス(東京都八王子市)でも承っております。

ペットの種類・色の数・模様の複雑さで、お値段が違ってきます。犬の場合は5,000円から8,000円くらいとなっています。

ワークショップや展示販売会が目白押し

モデルの性格や特徴をしっかり捉え、見た人が思わず笑顔になってしまうニット作品を制作し続けるせきもとさん。

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彼女は毎月、スターバックスの玉川3丁目店と代沢5丁目店でワークショップを開催しているという。「基本的な編み方を学びながら、小さな作品を編みます」とのこと。

ワークショップの日程は、せきもとさんのSNS(FacebookInstagramTwitter)から確認できる。

来年には、間近で作品を見られる展示会の開催やワークショップも目白押し。

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2017年2月9日には、森鴎外記念館にて『鴎外を編む!』のワークショップを開催し、“ヒゲの顔ブローチ”を編むことができるという。

2017年2月17日から26日までLamp(沖縄県那覇市)にて顔や動物作品の展示会を開催し、作品の販売も行う。2月25日には“猫キーホルダー”を編むワークショップも開催するそう。

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また2017年10月末には、10プラス(東京都八王子市)にて作品の展示販売。

そして2017年12月1日から 2018年1月10日までは、ならやカフェ(神奈川県・箱根宮ノ下)にて、冬をテーマにした作品の展示販売を開催する予定。

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彼女の作品やワークショップが気になっている方は、ぜひSNSのアカウントをフォローしてみてはいかがだろうか。

Twitter: @nekoknit
Instagram: @nekoknit
Facebook: @nekoknit

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