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ゴミ不足に悩むノルウェー。ゴミが足りず、海外から輸入!?

flickr_epSos.de

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 世界の環境問題の一つとして語られるのが、ゴミ。

たとえば、米国の食品の40%は食べられないまま捨てられていると言われており、日本でも手つかずのまま捨てられる食品は、年間500万トン~800万トンにも上ると言われています。また、ゴミを焼却する時に出る有害物質問題や埋め立て地の確保などに頭を悩ます国も多くあり、まだまだ、これらの問題の解決には程遠い状態にあります。

 そんな中、まったく逆の理由で悩んでいるのが北欧の国、ノルウェー。ノルウェーの首都、オスロでは、家庭ゴミや産業廃棄物などのゴミの焼却熱を暖房や発電に利用しているため、「ゴミが足りない」状況であり、イギリスやアイルランド、スウェーデンなどからゴミを輸入しているのだそう。

さらに、ヨーロッパ北部では、ここ数十年の間に、ゴミを再利用する施設が作られており、地域で出されるごみは、年間約1億5千トンなのに対し、発電所で処理することができるゴミは、7億トン以上。このように、ゴミの需要が供給を上回ってしまっていることが、ゴミ不足の理由なのです。

この地域では、食料品店や雑貨店などで無料で配られている、用途によって色分けされているゴミ袋を手に入れ、各家庭でしっかりと分別を行っており、さらに、発電所において、ベルトコンベアーに乗せられたゴミ袋の色を高度なセンサーを利用して分別し、必要なエネルギーに変えていきます。

エネルギーを作るためにゴミを増やすのは本末転倒。
でも、実際に、お金を出して、他国にゴミの処理を頼んでいる国もあるんですよね。

ゴミを自国で処理できない国とゴミが足りない国。
お互いに、手を取り合って、ゴミを有効活用できるよう、うまく循環することができるといいですね。

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Text by 林美由紀

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