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娘のドレスのため、3つの仕事を掛け持ちしたお父さんがステキ

Facebook/Style Exchange Boutique

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多くの女の子が憧れる人生のいろいろな節目の晴れ着。

日本でも七五三から始まり結婚式まで。どの晴れの日も娘が満面の笑みで迎えられるよう、心も財布の中身も準備しておきたい、という親心である。

しかし予定外(または予算外)の期待を寄せられたら…?

14歳の乙女心をつかんだ夢のドレス

米ペンシルベニア州ピッツバーグで、中学卒業を目前にした14歳のNevaeha Smithさんは、憧れ続けた卒業パーティーに着ていくドレスのことで頭が一杯だった。

それは地元のセレクトショップでひと目惚れした初々しいフォーマルドレス。サイズもぴったり。Nevaehaさんの心は決まっていた。

私が探していたのはこのドレス。これしかない!

しかしひとつ問題があった。そのドレスの価格は200ドル(約22,000円相当)。

人生最初の特別な日のためとはいえ、彼女の家庭では決して安い買い物ではないことをNevaehaさんはよくわかっていた。

といってもそう簡単に諦められない、彼女にとっては運命のドレス。そして憧れの卒業パーティーでの晴れ姿。

Nevaehaさんは期待薄で父親のRicky Smithさんにその意思を告げてみたが、やはりRickyさんは戸惑った様子で即答はなかった。

切迫する家計から愛する娘の期待に応えるには…Rickyさんは考えた末ある決断をする。

サプライズが運んだ本当のギフト

卒業パーティーまで数日に迫ったある日。Nevaehaさんは母のKellyさんに連れられて父親が働くファストフード店へランチに出かけた。

休憩時間のRickyさんが誇らしげに青い衣装カバーのかかったハンガーを持ってNevaehaさんたちの元へやって来てきてこう告げた。

「おばあちゃんがお前のために買ってくれたドレスだ。」

Nevaehaさんは期待どおりの訳がなく、どうせ古くさいドレスだろうと興味も示さなかった。

しかしRickyさんがカバーのファスナーを開くと…!

なんと!ダメもとでお父さんにリクエストしたあの夢のドレスが目の前にあるではないか。

うれしすぎるサプライズに言葉も出ず、Nevaehaさんは父に抱きついて泣き崩れた。

Rickyさんは娘が夢見ていた一着は特別なものだと理解し、ドレス代をなんとかすぐに工面するため、3つの仕事を掛け持ちすることを決心して頑張ったのだ。

このサプライズを提案したNevaehaさんの母親であるKellyさんによって感動の瞬間は動画に収められ、販売元のショップSNSで紹介したところ、13万ビューを超える反響となった。

動画とストーリーはTeen Vogueでも大きく取り上げられ、あらゆるSNSでも共感を呼び、同年代である若者や同じ親という立場の人々から称賛の声が多く降り注いだ。

愛情で叶った晴れの日

6月15日卒業パーティー当日。

Nevahaさんは満面の笑顔でこのドレスに身を包まれ、文字どおり晴れの日を迎えた。

パパには本当に感謝している。

私のためにいくつも仕事を掛け持ちして、本当に感謝の気持ちしかない。

Nevaehaさんは父親の計り知れない愛情を感じて、ドレス以上にそのことを心からありがたく思っているという。

純粋に娘のために頑張っただけのことであったが、Rickyさんはこんなにも喜んでもらえて心からこう思ったそうだ。

正直いい気分だったよ!

とにかくこう思ったんだ。

娘のためにしてやれること。それが今、この時じゃないかってね。

ギリギリまで子供のために頑張る親の愛情、それを心から理解して感謝を忘れない娘。

たった一日のための200ドル、されど一生に一度のための200ドル。

一着のドレスの価値は、親子の愛情と思いやりの象徴だった。

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Text by inomeiko

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