シェア

白血病の女児に骨髄を提供した大学生ドナーが、2年後に自分の結婚式で指名したフラワーガールとは

Feacebook@Heyden Ryals

Feacebook@Heyden Ryals

最良の日を迎えた花嫁と小さなフラワーガール。

バージンロードをよちよちと歩くその姿に、参列者はみな感涙している。

この日、2人を固く結んだ絆は、2年を経て小さな命と若き人生を互いに救った。

小さな命をむしばむ病魔

2015年カリフォルニアのMcCormick夫婦が授かった愛娘、Skyeちゃん。

生後すぐ彼女の身体に内出血の症状が現れ、診察と検査を重ねたがすぐには原因は究明できなかった。

そして、Skyeちゃんが初めての誕生日を迎える4日前についに原因が判明した。

彼女は進行の早い骨髄性白血病に侵されており、命を救うには骨髄の移植(同種造血幹細胞移植)と化学療法が必要であると告げられたのだ。

ドナーとの運命的な出会い

時を同じくして2015年。アラバマ州の大学生だったHeydenさんは骨髄バンクにドナー登録をした。彼女が大学で学びながら、将来をどう生きるべきか悩んでいた頃だ。

それから1年後、一本の電話がその意味を知るきっかけになった。

私の骨髄を必要としている人がいる。しかも、人生が始まったばかりの小さな命が。

Heydenさんは一切のためらいもなくすぐに骨髄提供を応じた。

2016年1月。Skyeちゃんは型が一致するドナーを探し始めて間もなく、幸運にもHeydenさんから提供された骨髄の移植手術を受けることができた。

手術は成功。だが、回復期に合併症を起こし、再びHeydenからの骨髄移植が必要とされることに。

2度目の移植も無事に行われたが、ここから、化学療法でのSkyeちゃんの本格的な闘病が始まった。

患者とドナーの関係を超えた深い絆

時は、2018年6月9日。

アラバマ州のとある教会に、ウェディングドレスに身を包んだ美しい26歳のHeydenさんと、フラワーガールのドレスを着た3歳のSkyeちゃんの愛らしい姿があった。

Heydenさんと彼女の伴侶となるAdrianさんが3カ月後に迎える晴れの日で、式に文字どおり華を添えるフラワーガールの大役を、無事に3歳の誕生日を迎えたSkyeちゃんへ贈ったのだ。

夢のようなオファーだったが、まだ酸素チューブが取れずにいたSkyeちゃんに片道3000キロの旅ができるのかMacCormick夫妻は迷っていた。

しかし、直前の医師からのGOサインにより待ち焦がれた対面がついに果たされた。

誕生したばかりの新たな命が悪性のがんに侵され始めた頃に、自身がドナー登録をした偶然。Heydenさんはこの運命を感じずにはいられなかった。

しかし、移植から1年以内の患者とドナーの身元を明かすことは規則で禁じられている。

バンクを通してSkyeちゃんに回復を祈る手紙を送り、HeydenさんのMacCormick夫妻との交流は始まった。

それから骨髄移植以降のSkyeちゃんの壮絶な闘病を遠方から見守り続けてきたHeydenさんはいつか彼女に会って、その勇気を讃えたいと願っていた。

私はSkyeを救ったのではありません。

Skyeが私を救ってくれたのです。

ヒーローは彼女なんです。

自分が求める生き方を逆に勇気づけてくれた小さな戦士をHeydenさんは愛してやまない。

MacCormick夫妻も、Heydenさんからの移植を受けなければ闘病することもできなかったと、この出会いに心から感謝と喜びを語っている。

SkyeちゃんはすっかりHeydenさんの虜になり、「ヘイ、ヘイ」と大好きなその名を毎日呼んでいるそうだ。

骨髄だけではなく、生きることへのひた向きな懸命さも一致した二人の絆は血よりも濃くこれからもつながれていく。

Posted: |Updated:

Text by inomeiko

Ranking

All Categorys Ranking総合ランキング