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2年後、皮膚から卵子と精子を作成可能に=ゲイカップルから実子誕生も

Shutterstock

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皮膚から細胞を取って、子どもを作るー。こんなことが可能な未来が、すぐそこにやってきているかもしれない。

実は今までも、人工的に作成した精子と卵子からネズミを生むことには成功していた。ただし、人間の始原生殖細胞(生殖細胞のもとになる細胞)や幹細胞を作ることはできなかったという。

安定的な始原生殖細胞の作製が可能に

英ケンブリッジ大学とイスラエルのワイツマン科学研究所の研究チームは、始原生殖細胞を生むために必要な遺伝子を突き止め、10人のドナー全てから始原生殖細胞を生むことに成功。安定的な始原生殖細胞の作製を可能にした。

「2年後には始原生殖細胞から人間の赤ちゃんを作ることが可能になる」と、研究チームの1人、Jacob Hanna氏は語っている。

ただし、女性からは精子が作れない

残念なことにY染色体を持たない女性からは精子を作ることができないため、レズビアンカップルはさらなる科学の進歩を待たなくてはいけなそうだ。

倫理的な問題も

この研究が実用化されれば、同性同士のカップルに両方の血を分けた子どもが誕生するようになる。また、不妊に悩むカップルの心強い味方になるのは間違いない。

ただし、科学の力で人間を生み出すことに対しては、倫理的な問題をクリアする必要がある。はたしてそちらは、あと2年で解決するだろうか?

iPS細胞やES細胞からの精子や卵子の作製も期待

京都大学の山中教授がノーベル賞を受賞したiPS細胞やES細胞は幹細胞の一種。幹細胞は体内のどんな組織にもなることができるため、移植が必要な臓器を自分の細胞から作れるのではないかと考えられている。

もちろんiPS細胞やES細胞から精子や卵子を作ることも可能だと考えらえている。日本では2010年に「ヒトiPS細胞又 はヒト組織幹細胞からの生殖細胞の作成を行う研究に関する指針」が公布されており、条件をクリアすればiPS細胞から生殖細胞を作製する研究が可能になっている。

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Text by JPN Manatee

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