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廣記商行社長「今後も“味覇”は変わらない。無断という認識は不適切」

廣記商行

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昨夜の「味覇」の中身が変わる!創味食品「会社同士のトラブル、申し訳ない」。一方的なお話だけではフェアではないと、廣記商行にもお話を伺った。ご協力いただいたのは、同社の山下 兼一代表取締役社長だ。

「味覇は当社の商品。無断ではない」

「味覇は味覇、当社の商品であり、他社の商品ではない」としたうえで、「創味食品に無断で、チューブタイプの味覇を他社メーカーに依頼し発売した」という点を否定した。

創味食品とチューブタイプの開発を進めるも打ち切りに

手軽なチューブタイプを望む声は以前から高く、まずは創味食品に開発を持ちかけたという。1年以上もの間、試作品を作るなど開発を進めていたが、設備がないため値段が高くなるなどの理由で、開発は打ち切られたそうだ。

チューブタイプの開発が創味食品との間で中止になった際、社長は「他社もチューブタイプを出されているので、今後は対策を考えます」と創味食品の役員に伝えていたとのこと。

昨年の6月頃には製造委託契約を交わす方向で話が進んでいた

チューブタイプの発売は「仕方ないもの」と受け入れてもらい、今後は大きさの変更なども含めて商品展開をしないことに同意していたそうだ。その上で、缶については創味食品のみで作る方向で、缶の味覇の製造委託について契約を交わす話だったという。

味覇発売当初は契約書を交わしていなかった

創味食品側の主張は「廣記商行は創味シャンタンDXのパッケージを変えて家庭用として販売していた」。廣記商行側の主張は「あくまでも当社の味覇の中身を創味食品に作ってもらっていた」とのこと。

どうやら今回、創味食品側と廣記商行側で主張が違うのには、味覇発売当初に契約書などの文面を交わさなかったことが理由のようだ。「そういう時代ではなかった」と廣記商行社長は語る。

7月末、一方的に「話はなかったことに」と連絡

改めて結ぶことにした契約については、すでに弁護士を入れて話を勧めており、後は細かい修正をするだけという段階で、先方から一方的に「(製造受託契約の)話はなかったことに」と言い渡されたという。

製造受託の期限が「3月末まで」と決められていたため、供給を途切れさせないために慌てて他社への製造を依頼したという。

創味食品とは今後も一緒にやっていきたかった

創味食品は、30年以上一緒にやってきたパートナー。「大切な味覇ファンのために、今後も一緒にやっていきたかった」と社長は語る。

今後の味覇≠チューブタイプ

新しい製造元で味覇を作る準備は整っており、創味食品との関係が無くなっても、途切れずに供給できる状態だ。

現在のチューブタイプの中身が今後の味覇になるというわけではなさそうだ。チューブタイプは柔らかくするために、缶とは同じ味にはできていないという。

また、供給規模も変わらない見込みだ。現在品切れのスーパーがあるようだが、おそらくそれは以前からネットで言われていた「味覇の中身が変わる」という噂を受けての買いだめかと思われる。

「味覇の中身は変わらない」

廣記商行の社長いわく、今後発売される味覇は、各バイヤーからも「変わっていない」とのお墨付きをもらっているとのこと。社長は「味覇の中身は変わらない」と強調したうえで、「大切な味覇ファンの期待に応えてまいります。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう宜しくお願い申し上げます」とコメントした。

社員には悪口を言わないようにと

製造受託先変更の経緯や同業他社の悪口は決して口外しないように、社員には言い聞かせていたという。

「お客様には会社同士のやり取りは関係ない。ご迷惑をかけないように、味覇の供給確保に全力を傾けてきた」と社長は語る。

つまりどういうことか

創味シャンタンDX→今までの味覇の中身
味覇→中身の製造元は変わるが、廣記商行いわく全く同じものとのこと
チューブタイプの味覇→いずれのものとも違う

新商品を準備中

双方にはそれぞれ見解があるようだし、複雑なようだ。ただし山下社長が言う通り、消費者にとって重要なのは「美味しいものが手軽に手に入るか」ということ。味覇を巡る会社間のトラブルは残念な出来事だが、選択肢が広がるだけ、消費者にとっては良い話なのかもしれない。

なお、廣記商行では現在、味覇の姉妹品となる新商品を準備中とのこと。近々詳細の発表があるようなので楽しみだ。

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Text by JPN Manatee

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