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スイスの鉄道、中国人対策に“アジア人専用列車”導入-「差別ではない」

リギ鉄道

リギ鉄道

世界各国を旅行し、”爆買い”で経済効果を生んでいる中国人観光客。しかし、国際社会からはそのマナーの悪さが指摘されることも多く、他の観光客や地元住民とトラブルを起こすケースもあるようだ。

そんなトラブルを解消するため、スイスの観光地が打ち立てた対策が注目を集めている。

人気観光地「リギ鉄道」

その観光地とは、ヨーロッパ最古の登山鉄道として知られる「リギ鉄道」。豊かな自然の中、標高1798mのリギ山に昇る鉄道だ。

6年前から中国人観光客が増え続け、今では海外からの観光客のほとんどが中国人だという。

きっかけとなった中国人の行動

そもそも「アジア人専用車両」のきっかけは、中国人観光客とスイス人観光客との間で、文化や習慣の違いを理解しあえずにトラブルになることが多いからだという。

中国人の唾吐きに関しても、「靴についた」などの苦情が寄せられていたという。他にも靴を脱いで向かいの席に乗せてきたり、車内での過剰な記念撮影などが”マナーの悪さ”として指摘されている。

また、中国人で混雑した車両に乗り合わせたというスイス人利用者から、「ドアに押し付けられたので、夫がどくように言うと手を振り上げて何かわからないことを怒鳴ったの。とても怖かったわ」などの声もあった。

9月から正式運行

この「アジア人専用列車」は、すでに7月からアジア人のツアーグループに向けて試験的に運用されており、9月から正式運行されるという。週に15~20往復を運航させるつもりとのこと。

「差別ではない」

一連の報道について、リギ鉄道の取締役であるPeter Pfenniger氏は「差別ではない」と主張している。

また、「報道には誇張がある」としたうえで「中国人観光客が増えているのは事実だ」と説明した。

一般の列車も乗車可能

中国人でもほかのアジア人でも、希望すれば一般の列車に乗車できるという。

この列車はツアーにて大人数で訪れることの多い、アジア人観光客に向けられたもの。「アジア人専用列車」よりも「団体客専用列車」と言ったほうが正しいのかもしれない。

Posted: |Updated:

Text by JPN Manatee

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