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「充電が必要な腕」を持つ米人女優のツイートが考えさせられる

Angel Giuffria/Twitter

Angel Giuffria/Twitter

エンジェル・ギアフリアさんは、生まれつき左手のヒジ部分から先がない女性だ。

彼女は3月11日、Twitterにある出来事を投稿した。

充電が必要な腕

現在ギアフリアさんは、Ottobock社製のBebionicという義手を着用している。この義手は筋肉の刺激を読み取って、あらかじめプログラムされた動きをするものだという。

どんな強さやスピードで物を握るかを設定できるだけではなく、タイピングも可能な優れものだ。

2時間ほど充電すれば、通常は20時間連続して使える。そのため夜に充電して、次の日に備えているそうだ。しかし、米テキサス州オースティンで開催された映画や音楽などのイベント「サウス・バイ・サウスウエスト」に参加したときには、周囲から腕について聞かれ、ついついいろいろとデモンストレーションをしたせいで、充電が不足してしまったという。

義手だと理解されず

家に帰るまでの数時間分だけ、充電をしようと思ったギアフリアさん。コンセントを見つけたものの、そこでは携帯電話を充電していた人がいた。

そこでコンセントを譲ってくれないかと聞いたところ、「ダメだ」と断られてしまった。

その後、ギアフリアさんは無事に空いているコンセントを見つけて充電できたという。

3月11日、ギアフリアさんはTwitterにこの出来事を投稿。「私は怒っているわけじゃないの! みんな私の腕をゲーム風のファッションだと誤解したんだと思う。義手だってわかんなかったんだよ」と付け加えた。

「かっこいいって遠慮せずに言って!」

このツイートは2000回以上リツイートされ、7000件近くのいいねを集めた。また、サイボーグの義手に関する質問も寄せられた。ギアフリアさんは、「ソーラーパネルを取り付けると重くなるのでつけてない」「USBポートでは充電できない」「浸透していない理由は、保険が使えなくて高いから」「感触はない」「スーパーパワーもない」など、質問に丁寧に回答した。

▼重い荷物を一度に運べるので便利だとか

また、「私の腕がかっこいいって、遠慮せずに言ってね。LEDを仕込んで、3D印刷のカバーを付けて、かっこよく見えるようにがんばっているんだから!」と投稿している。

義手で手に入れた自信

小さい頃からいくつもの義手を試してきたというギアフリアさん。周りからの視線を感じ、「人と違う」と常に感じていたそうだ。近づかないと義手に見えないものを着用していた時期もあった。

▼2012年当時の義手

しかし、それでも「私の腕じゃない」と常に感じていたのだという。

そんなギアフリアさんに自信を取り戻させたのが、Bebionicだ。この腕にしたのをきっかけに、以前から興味のあった演技の道に進むことを決意。2013年にデビューして以来、映画「ハンガー・ゲーム」など、10作品に出演している。

▼スーパーボールで放送されたCMにも出演した

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Text by JPN Manatee

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