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母の死後に知った秘密。娘の夫に渡した一通のメモ

grief2hope/instagarm

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多くの人にとって、かけがえのない“母親”という存在。Nikki Penningtonさんは、そんな母親が隠していたある秘密を、母親の死後に知った女性だ。

その秘密は、Nikkiさんの結婚式の日までさかのぼる。

不安障害を抱える女性

米ケンタッキー州出身のNikkiさんは、不安障害を抱える女性だ。急き立てられるような不安に襲われたときに、気持ちを落ち着かせることができる唯一の存在が、“母親”だった。

お母さんはいつ何を言ったら、娘を現実に引き戻せるのかを、魔法のように知っていたそうだ。

そんな母親は、5年前に脳腫瘍で他界した。

3人の子がいるお母さん

母親のサポートもあり、Nikkiさんは自分の不安障害を理解してくれる夫と巡り合い、3人の子どもの母親となった。

Nikkiさん(@grief2hope)がシェアした投稿

Nikkiさんの結婚を機に、母親の役割を夫が担うようになったという。

結婚から数週間後、不安に襲われたNikkiさんに「お母さんの代わりに、僕に話をしてみてくれないか」と夫が申し出たのがきっかけだ。夫も魔法のように、Nikkiさんの気持ちを落ち着かせてくれた。

潰れそうな不安の中で母親に電話をかける回数は徐々に減っていった。そのことを母親は「どうしたの?」とは一度も聞かなかったそうだ。

実は母親はこっそりと、結婚式の日に夫に“魔法”を教えていたのだ。

母親が夫に渡した手紙

結婚式の日、母親は夫にあるメモを手渡していた。「Nikkiの唯一の存在になるために」とタイトルのついたメモには、こんなことが書かれていた。

ステップ1:ただ話を聞いてあげて
ステップ2:もう少しだけ耳を傾けて
ステップ3:問題を解決しようなんて考えなくていいの
ステップ4:理解していることを伝えてね
ステップ5:自分で解決するまで話を聞いて

不安に襲われた彼女を落ち着かせる方法を、お母さんはこっそりと夫に教えていたのだ。そのメモには「彼女はいつだって自分で解決してきたの。そのことに、自分では気づいていないけれどね」とも書かれていた。

Nikkiさんがこのことを知ったのは、母親が亡くなってから。「私の欠点も含めて愛してくれる人がいなくなってしまった。私の気持ちを落ち着かせることができる、唯一の人がいなくなってしまった」と落ち込む彼女に、夫がメモの存在を教えてくれたそうだ。

母親への思いをFacebookに投稿

Nikkiさんは6月16日、母親の写真とともに、この出来事をFacebookに投稿した。

お母さんは私の唯一の存在から、卒業しようとしたんです。けして嫌になったからじゃなくて、どんなときにも私のそばで見守ってくれる存在を作るために

メモに込められた母親の思いは、Nikkiさんにしっかりと伝わったようだ。

コメント欄には「この投稿を好きと言うべきなのか、泣くべきなのかわからない」「なんて美しい話なんだ」「素敵なお母さんですね」などの声が投稿されている。

Nikkiさんは今でも時々、母親の電話番号を携帯に打ち込んでみるそうだ。「ママに電話」と表示されるのを見るために。

お母さんは魔法を夫に譲った後も、その死後も、Nikkiさんにとってかけがえのない存在であり続けている。

Nikkiさん(@grief2hope)がシェアした投稿

Posted: |Updated:

Text by JPN Manatee

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