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生まれてすぐに養子に出された26歳男性が、祖父の訃報がきっかけで実母と再会する

KungPowKarma/imgur

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家族になるのに、血のつながりは不可欠ではない。

養子として夫婦に引き取られ、立派な大人に成長した26歳のジャスティンさんも、きっとそう思っているに違いない。

しかしそれでも、「実の母親に会いたい」という気持ちは消せずにいた。そんな彼の願いは、”祖父の死”によって叶うこととなった。

「あなたは養子」と言われて育った

ジャスティンさんの育ての母親は、小さい頃から彼が養子であることを隠さずにいたという。

育ての母親がジャスティンさんに言い聞かせていたことがあった。それは、生みの母親が彼を愛していたということ。育てたかったけれど、その時には赤ちゃんを育てる余裕がなく、仕方なく彼を手放したということ。

育ての母親の言葉のおかげで、ジャスティンさんは養子であることを受け入れ、実の母親を恨むこともなく成長した。

手がかりはふたつだけ

育ての母親とジャスティンさんが、生みの母親について知っていることはふたつだけあった。

ひとつは母親のフルネーム。しかし、珍しい名前ではなく、ありきたりなものだ。インターネットで検索しても、いくつもの赤の他人がヒットしてしまう。

今までに何人もの同姓同名の女性に「1992年に子供を養子にしなかったか?」というメッセージを送って、「悪いけど人違いです」という回答を受け取っていたそうだ。

もうひとつは母親の父、つまりジャスティンさんのおじいちゃんが牧師だということだった。

育ての母親が見つけた牧師の記事

ある日、育ての母親がある牧師の新聞記事を見つけた。その牧師さんがいるのは、ジャスティンさんが生まれた町から1時間ほどの場所。その人が、ジャスティンさんのおじいちゃんなのではないかと考えたのだ。

さらに調べてみると、その牧師は3週間前に亡くなっていることが分かった。

訃報には牧師の家族の名前が掲載されており、ジャスティンさんは娘の名前に自分の母親のものを見つけたのだ。

Facebookで彼女を見つけ、連絡を取るまでにはそれほどの時間はかからなかった。

ジャスティンさんには彼女が自分の母親だという自信があった。Facebookで見つけたその女性は、間違いなく自分にそっくりだったのだから。

初めてのコンタクト

ジャスティンさんは生みの母親にこんなメッセージを送った。

こんにちは。私はジャスティンです。1992年3月8日に●●で生まれました。この頃に子供を養子に出しませんでしたか?

不躾な質問であることは分かっているのですが…。

母親であることへの期待と、拒否されるのではないかという不安が感じられるメッセージだ。

それに対して相手から帰ってきた返信はこうだ。

あなたは私の息子なの? この日が来ることを祈ってきたわ。あなたの誕生日を見た時の喜びは、言葉にはできないほど。

そして「すべての質問に答えるし、あなたの人生を知りたい」と、母親から“会いたい”との申し出があった。

祖父の死でつながった家族

一緒に暮らしている彼女と育ての母親とともに、初めて血のつながった母親のもとへと向かったジャスティンさん。玄関をノックするときには、手が震えていたそうだ。

玄関の向こうでは、生みの母親と血のつながったふたりの妹が待っていた。

ジャスティンさんが血のつながった家族と会えたのは、おじいちゃんの死亡記事がきっかけだ。

生みの母親は、愛する父の死がつなげたハッピーエンドにとても驚いたそうだ。

ジャスティンさんはこの出来事を、7月25日にRedditに投稿した。150件を超えるコメントには、「ここしばらくで一番のニュース」「私も養子で、父親がどんな人なのかわからないんだ。あなたのために心の底からうれしいよ」「笑顔で寝られそうだ。ありがとう」など、彼と喜びを分かち合う声が多い。

ジャスティンさんは、「たくさんの愛と優しさをありがとう」とコメントしている。

Posted: |Updated:

Text by JPN Manatee

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