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大気汚染を防げば毎年数百万人の命が助かる!―WHOレポート

123RF

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大気汚染は世界各地でみられるようになっていて、最近では中国で社会問題化が著しい。しかし、事態は世界規模で想像以上に深刻なようだ。

全死亡者の8分の1に相当

世界保健機関(WHO)がこのほど公表した報告書によると、2012年に世界中で大気汚染に関連した原因で死亡した人の数は700万人だった。これは、全死亡者の8分の1にあたる数字なのだという。

WHOのディレクターであるMaria Neira医師によると、大気汚染は心疾患や梗塞などとの関連が強いと考えられ、Neira医師は「これほど世界レベルで健康問題を引き起こしている単一原因はほかにはないのではないか」と指摘する。

半数以上が家屋内の空気汚染が原因

大気汚染関連で死亡した700万人の内訳をみると、430万人が家屋内の空気汚染によって死亡した。これは、家屋内で調理や暖をとるために木や石炭を燃やすことで起こるもので、発展途上国で女性や子どもが犠牲になるケースが多いという。

また地域別では、中国や東南アジアに大気汚染関連の死亡者が多く、中国では若者の死亡が目立つという。

今回発表されたレポートは、裏を返せば大気汚染を改善することでかなりの数の命が救えるということを意味する。各国の早急な対策が急がれる。

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Text by 松島かれん

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