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お客さんの足を止めたくて…陶芸作家がつくる「ハニワの置物」がゆるくて可愛い

Twitter/@etsu_art

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人間みたいなポーズをキメる“ハニワの置物”が可愛すぎると、Twitterで話題になっています。

ゆるかわなハニワたち

この画像を投稿しているのは、陶芸作家の悦-etsu-@etsu_artさん

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これは、悦-etsu-さんが制作した“ハニワの置物”だそうです。

悦-etsu-さんは、普段、「器」やアクセサリーなどの陶芸作品を作っているんだとか。

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現在は、イベントの出展やネット通販で「陶芸作品」を販売しているそうです。

人間のようなポーズをキメる“ハニワ”たちに癒されてしまいます。

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ほどよいゆるさと不思議な可愛らしさが魅力的ですね。

ツイートには「かわいい!!」、「こんなハニワなら、欲しいです!」、「くつろいでる」といったコメントも。

“ハニワの置物”が話題となり、8,000回以上リツイートされています。

表情や姿勢の微妙なところに気を配って…

さまざまな置物がある中で、なぜ“ハニワ”を作ってみたのでしょうか?

陶芸作家の悦-etsu-さんへお話を伺ってみました。

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―― 「陶芸作家」を始めたきっかけを教えてください。

作家を名乗っていますが、陶芸で食えてるわけではありません。

実のところ数年前まではシステムエンジニアをやっていて、今は貯金を崩しながらやりたいことをしている状況です。

陶芸を始めたのは10年くらい前になります。

その頃、仕事を辞めた時期でもあって、中学生の頃まで芸術系の道に進むことが夢だったことを思い返し、何か創作系のことを本気で始めてみようと思いました。

そこで選んだのが子供の頃によく遊んだ粘土です。昔は油粘土でしたが大人が本気で取り組むなら陶芸だろうと。

最初に基礎は教わりましたが、後は独学で続けています。

当然、最初は趣味の範囲でしたので、仕事を再開して働きながら作陶(さくとう)していました。

現在はまた仕事を辞めている状況なので、陶芸で何とか食えないかと模索している最中です…。

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―― なぜ“ハニワの置物”を作ってみようと思ったのですか?

普段は「器」を中心に作ってイベントなどに出展し販売しているのですが、「器」自体あまり人気のあるものではなく、ブースの前を素通りしていくお客さんが多いんです。

そこで「器」に興味がないお客さんの足を止めようと“キャッチー”なものを作ろうと思いました。

動物モノの小物はありふれているので「違うものを…」と思って、子供のころ好きだった埴輪(ハニワ)を思い出しました。

埴輪はもともとやきものですし、死者を弔うためにあるもので、ただの置物と違って一応意味があるところに魅力を感じています。

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埴輪といってもいろいろありますが、私の場合、埴輪といえばこのゆるい見た目の踊る埴輪型です。

子供の頃に夢中になったゲームボーイのRPGソフトで「Sa・Ga2 秘宝伝説」というゲームがありまして、このゲームに敵キャラクターとしてこの埴輪が登場するんです。

ザコキャラながらラスボスよりも強くて、遭遇を恐れながらも埴輪に興味を持つきっかけになりました。

それまで埴輪といえば「おーい!はに丸」の武人埴輪でしたが、これを機に私の中の埴輪のイメージが書き換わりました。

この時期、図工の授業などで埴輪の土鈴(どれい)や貯金箱を作ったのを覚えています。

―― 「ハニワの置物」は、どのような素材(粘土)から作られていますか?

普通の陶芸用の粘土です。

“ハニワ”用に使っている粘土は鉄分を含んでいて赤味のある焼き上がりになります。

古代の埴輪も赤っぽいので、土の成分は似たものになるかと思います。

焼成温度は、古代の埴輪は素焼きでおそらく900℃以下だと思いますが、私の“ハニワ”は「器」と一緒に焼きますので1200℃以上になります。

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小さくて腕が細いので少しでも強度を持たせるためにしっかりと焼いています。

やきものなので雨ざらしでも水の中でも大丈夫なので、鉢植えや水槽の中に飾ってもらえることも期待しています。

普段、制作している「器」は鉄分の少ない白土を使っています。色がついているものは、すべて釉薬(うわぐすり)の色です。

―― 今まで制作した中で、一番、苦労した「陶芸作品」について教えてください。

個々の作品で、どれが苦労したとか難しかったというのはありません。

制作の一環として一番、難しいのは色味や質感の表現です。そのための釉薬作りが難しいポイントです。

脊椎杯(骨が強調されるドス黒い鉄黒釉)、髑髏杯(ブロンズのような鈍い光沢を持った釉薬)

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水あめ釉の丸い湯飲み(わずかにとろけてるような釉垂れがポイント)

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▼調合した釉薬の色味を確認するための“テストピース”

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―― 「陶芸作品」を制作する上でのこだわりや、大切にしていることはありますか?

シンプルな形でも他とは少し違うものになるように心がけています。

同じ丸いものでも、「こっちの丸みの方が素敵」といってもらえるような。ほんのちょっと手を加えるだけで見違えるようなところに目を向けて制作しています。

あまり分かってもらえないかもしれませんが…。“ハニワ”についても簡単そうですが表情や姿勢の微妙なところに気を配りながら作っています。

それと手づくりの温かみが残るように、ろくろ挽きの「器」は指跡をあまり消さないようにしています。

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―― ありがとうございました。

シンプルな作品も、一切、手を抜かずに丁寧に仕上げられていたんですね!

悦-etsu-さんへの作品が気になる方は、ぜひTwitterアカウントをチェックしてみてください。

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Text by 羽田 早菜

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