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「メンダコ」をモチーフにして作った「カップらーめんのフタ」が話題に!制作者にいろいろ聞いてみた

Twitter/@deepseaMOTHER

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「メンダコ」をモチーフにして作った「カップらーめんのフタ」が、Twitterで話題になっています。

便利で可愛い「カップメンダコ」

この画像を投稿しているのは、深海マザー(@deepseaMOTHER)さん。

これは、「メンダコ」をモチーフにして作った「カップらーめんのフタ」だそうです。

カップ麺を作る際、お湯を入れたら、小皿でフタをおさえたりする人もいると思います。

Twitter/@deepseaMOTHER

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また、カップ麺によって、フタをおさえるシールが付いていたりしますが…。

シールだけだと頼りなく、結局、フタを手でおさえてしまうことも。

しかし、この「カップメンダコ」があれば、シールや手などでフタをおさえる必要はありません!

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カップ麺にお湯を注いだら、「カップメンダコ」をフタの上に置くだけ。

箸もおけるようになっており、制作者のちょっとしたホスピタリティが感じられる便利グッズです。

ネット上には「カップメンダコほしい」「めっちゃ欲しい」「なかなか可愛い」といったコメントが寄せられていました。

ユニークな深海グッズを制作

深海マザー』では、深海に関連した展示物や、深海グッズを制作をしているそうです。

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原型作りや、複製作業、塗装にパッケージといった全工程を自社で行っています。

オンラインショップのオーナー兼『深海マザー』代表の山田里紗さんと、深海グッズの開発を担当する宇山亮さんによるアーティスト組織だそうです。

初めて「メンダコ」を見た時のイメージで…

なぜ、「カップメンダコ」を作ってみようと思ったのでしょうか?

深海マザー』の宇山亮さんへお話を伺ってみました。

―― 「カップメンダコ」を作ってみようと思ったきっかけは?

何年も前になりますが、深海生物を専門に展示する水族館で、初めてメンダコを見ました。

しかし、期待よりもぜんぜん動かず、ただ暗い水槽の砂地になにかの肉片が置いてあるような光景でした。

あまりにも動かないので、本当に生物なのかどうか疑いはじめるくらいでした。

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粘りに粘って数時間後、突然ギュンッと浮き上がったと思ったら、水面付近に到達すると同時に急に力が抜けたように“フワァァァ”とゆっくり砂地に落ちました。

その様子がちょうど砂地に開いていた穴(実際には開いていません)にフタをしたように見えました。

過去にそれを作品(富士山の蓋)にしたことがありますが、そのイメージで商品化したものが「カップメンダコ」です。

―― 「メンダコ」をモチーフにした理由を教えてください。

カップらーめんのフタという雑貨を深海生物で創るとしたら、メンダコしかいません。

「この深海生物だったらこういう用途や形しかありえない」というイメージが各深海生物ごとに頭の中にあります。

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いま販売しているもので例えると、ダイオウイカならナイフ状のもの、ダイオウグソクムシならドアストッパー状のものというような…。

その生物が部屋にいるとしたら、どんな風にいればおもしろいのかということを考えた時、メンダコはカップらーめんのフタになります。

―― 「カップメンダコ」を制作する過程で、苦労した点や難しかった部分は?

形状的にペッタンコなので、そのままだとツルッとしたテーブルなどに置いてしまうと剥がれないというか…。

持ち上げるのが難しいので、メンダコの特徴である耳を利用して取っ手のようにしました。

でも実はこの取っ手、そこまでつかみやすくなくて、むしろ滑りやすくなっています。

タコがそう簡単につかめるとは思えませんので、あえて微妙な感触を残しました。

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それと目にはかなりこだわっています。

1カ月ほどいじったかもしれませんが、いわゆる可愛いではなく、真面目に可愛いという路線を目指しました。

最初はかわいいと思われなくてもいいかなと。

手元に置いてしばらく経ってから、じわじわとやってくる飽きの来ない可愛さのほうがいいと思ってこの目にしました。

発売してみたら一目で「可愛い!」と叫ぶ人がほとんどでした。

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実はタコの目ではなくて、哺乳類の目を参考にしましたが、テレビを観ていたらある女優さんの目にそっくりだと気付いてショックでした。

最も苦労したのは技術的な部分ではなく、なかなか完成しないというところでした。

創作物も生き物みたいなものですから、しっかり「生まれる日」というのが決まっているようで、その時が来るまではいくらがんばっても完成しません。

箸置きは、コップのフチ子さんが、そういう格好をしていたのでマネしました。

―― 今後、商品化したいアイテムと、モチーフにしたい深海生物はいますか?

深海熱水噴出孔の生物が大好きなので、スケーリーフットやゴエモンコシオリエビなどの熱水噴出孔生態系の生物とか…。

それからチムニーのような無機物も、どんどんモチーフにして雑貨にしたいのですが…。

メンダコやダイオウイカ、ダイオウグソクムシのようなアイドル生物のような分かり易さがなく、また対象になるお客さんのマニアック度数や厨二指数が高いので商品化には苦労します。

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形も複雑でデフォルメしにくく、なにより目が無いというのが一番苦しくて、どうしたらよいものかと常に考え続けています。

さらに、いま注目されている水深6000メートルを超える領域「超深海」にも非常に興味がありますが、わからなすぎてまだ捉えきれていません。

「生物がアイテムになる」という思考みたいですので、先に商品化したいアイテムを考えるということはありません。

―― 「深海マザー」の商品を制作する上で、こだわりや大切にしていることはありますか?

「深海ブーム」と言われたものは、去るのではなく定着しようとしています。

それに伴い深海グッズも多様性を増していますが、やはりどこにも売ってないようなものを創りたいという気持ちがありますので、ブランドは意識しています。

グッズ商品といっても少しアート寄りのものになってしまい、生き物をこんなふうにしちゃって…みたいな「暗黙の批判」を感じたりもしますので、デフォルメのバランスには気を使っています。

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つい当たり前になってしまいがちですが、深海生物はなかなか自分でどうこうできるものではありません。

なので深海系のイベントなどで研究者さんとお会いする機会が増えたことをきっかけに、大変な思いをして得られた標本や資料になるようなものを、私などに熱心に見せてくれるその姿勢やお気持ちに感謝しています。

制作する上での大きなこだわりは特にありませんが、作品は日々の生活から生まれてくるので、大元の人間の生活や環境にはこだわっています。

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深海マザーにはもう一人、野生動物のような純粋さを持つショップオーナー兼代表がおり、私の創作のインスピレーションはほとんど彼女から受けています。

私にとってのヒントというか、エネルギーのようなものを常に発している人で、それを逃さずキャッチできるような自分の心の在りかたを常日頃確認しています。

彼女から私へと自然に伝わる流れを大切にすれば、作品はおのずと創られると考えています。

―― ありがとうございました。

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宇山さんの深海生物やグッズ制作への熱い思いが伝わってきましたね。

なお、「カップメンダコ」はカップ麺のノーマルサイズのフタと、ミニサイズにも適応しているそうです。(※一部、対象外の容器あり)

カップメンダコ」やそのほかのグッズが気になる方は、『深海マザー』のオンラインショップまで。

※この記事のツイートと画像は深海マザー(@deepseaMOTHER)さんの許可を得て掲載しています。

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