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20年以上も「桜前線」を追い続ける「桜キャスター」がスゴい…本人へ詳しい話を聞いてみた!

Twitter/@hanaoibito

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20年以上、全国各地の「桜前線」を追い続けている人がいます。

「桜」を追い続けて…

1995年から「桜前線」を追い続けている「桜キャスター」の中西一登(@hanaoibito)さん。

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桜の花が好きすぎて、なんと会社を辞めてしまったこともあったんだとか。

その時は、九州から北海道までを横断し、「桜前線」を追いかけたそうです。

桜の花は「春限定」だと思われていますが、実は年中、各地で咲いているとのこと。

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全国の桜の名所だけでなく、目立たないところに咲いている「桜」も見逃さない中西さん。

ホームページブログ、SNSなどで「桜」の開花状況や写真を公開しています。

現在、徐々に「桜」が咲き始めているということで、多忙な日々を過ごしているそうです。

日本一周の旅をしたことがきっかけ

なぜ、全国の「桜前線」を追い続けているのでしょうか?

「桜キャスター」の中西一登さんへ、お話を伺っていました。

――20年以上も、「桜前線」を追うようになったきっかけを教えてください。

30歳になった1995年に会社を辞めて、日本一周することにしました。

その時、何か旅のテーマが欲しくて、「桜前線を追いかけながら南から北上したら面白いかな」と思って実行したのがきっかけです。

その頃までは、桜に全く興味を持っていませんでした…笑。

その旅で桜が日本各地の個性的な風景の中で、生き生きと咲いている様子を100カ所以上見て、次第に桜そのものを愛するようになりました。

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―― いろんな花や木がある中で、なぜ「桜」なのですか?

他の花に比べて華やかに咲くところ、そして満開はせいぜい3日くらいで、春の雨に散ってしまうような儚いところが大好きです。

そして、春だけは老いも若きもまるごと日本人を魅了してしまう、桜という花のありようにも興味があります。

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―― 観光名所以外の桜が咲いている場所は、どのようにして調べていますか?

今は毎晩自宅で、ネットニュースをチェックして、桜の記事を探しています。

春以外の、夏秋冬も同様です。特に夏は貴重な狂い咲きの桜を毎晩探しています。

また、TwitterやInstagramでも検索しています。

桜旅を始めた1995年頃は、桜についての本や雑誌が重要な情報入手の手段でした。

その後ネットニュースが少しずつ普及し、2000年の前ごろからは、個人のホームページが広がり始めたこともあって、情報源が少しずつ増えていきました。

今では、それらの他、SNSが大切な情報源になっています。

Instagram/@hanaoibito

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―― これから、見頃になってくる「桜」の名所を教えてください。

日本一オススメなのは、青森県弘前市の弘前城です。染井吉野を初めとして、約2600本の桜があります。

本数こそ他の名所に追い抜かれていますが、すばらしいところは、手入れが日本一のレベルであること。

城内には、樹齢130年を超える日本一長寿と言われる染井吉野も残っており、手入れの良さを証明しています。

手入れがいいと、桜が元気で見ごたえのあるよい花をつけてくれます。

天守閣、濠(ゴウ)、朱塗りの橋、石垣など、古くから残る城の風情と桜のコラボレーションも素敵です。

昔ながらの桜まつりも盛大です。一生に一度は、桜の弘前城に行ってみてください。

今年の見頃は、4月下旬と予想されています。

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この他、吉野山(奈良県吉野町)、高遠城址(長野県伊那市)もオススメです。

東京で一番オススメの枝垂桜をご紹介します。文京区の六義園にある、樹齢約70年の枝垂桜です。

まだ約70歳ではありますが、高さ約15mとかなり大きく育っています。

しだれのやわらかい枝が、春風にそよぐ姿はとても優美です。

こちらも手入れがいいので、桜はかなり元気です。花付きもなかなか良くて見ごたえがあります。

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ライトアップはとても幽玄。東京の都心に近い場所で、これだけすばらしい桜のライトアップが見られるのは贅沢なことだと思います。

染井吉野よりも、数日早く見頃を迎えるので東京の桜(染井吉野)の開花宣言が出たら、園の公式ホームページなどをこまめにチェックしてください。

例年の見頃は3月下旬です。春のピークシーズンには、山手線駒込駅からわずか徒歩2分ほどの染井門が開門されることがあり、より便利です。

入園は9~17時、ライトアップ期間中は21時まで。入園は閉園30分前まで。大人300円です。

染井吉野のお花見を逃しても、それより遅い八重桜を楽しむことができますね。

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東京の代表的な場所は新宿御苑です。約65種、約1100本もの桜が園内を彩ります。

八重桜は、花色が白だったり薄紅だったり紫がかったりと多彩です。特徴的なのは、花びらがうす緑色の桜でしょう。

鬱金(うこん)と、御衣黄(ぎょいこう)という桜を園内で見ることができます。また、花びらの枚数も種類によって違います。

中でも、花びらの数が400枚にも達することがある兼六園菊桜は一見の価値があります。

例年は4月下旬頃まで桜の見頃が続きますが、今年は桜の開花が全体に早まる予想なので、もう少し早い時期までになるかもしれません。

なお、アルコール類の持ち込みはできません。開園は9~16時(閉園16時半)で、入園は有料(大人の場合200円)となっています。

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―― 今までで、一番印象深かった桜を教えてください。

どの桜も印象深いので、今までで一番、というのはとても難しいです。

見つけたときの感動が一番大きいのは、山の桜です。

本当は登山は大嫌いなのですが(笑)、桜のためには登るしかありません。

例えば、北海道では羅臼岳、斜里岳、三頭山、南暑寒別岳、アポイ岳。

長野県では、乗鞍岳、北アルプス栂池、蓼科山、北横岳。

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沖縄県の石垣島では於茂登岳。羅臼岳、斜里岳、乗鞍岳、栂池、蓼科山では、7月に入ってから花を見たことがありますよ。

高山部なので、春が来るのがとても遅いんですね。雪を踏みながら登ったことも何度かあります。

山の桜の開花情報はほとんど入らないので、時期はだいたいの当てずっぽうで登山するしかありません。

また、桜がある場所もはっきりしない場合が多いです。

そんな中、苦労しながら何時間も山登りして、咲いている桜を見つけた瞬間は一番感動が大きいです。

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―― 中西さんにとって「桜」の魅力とは?

「追いかけても追いかけてもこたえてくれない異性」みたいなものでしょうか(笑)。

こちらは愛情を持って会いに行っているのに、桜がこちらの気持ちに応えて、完璧な表情を見せてくれることはめったにありません。

桜の見頃のタイミングに合わなかったり、外れ年に当たったり、天気が悪かったり、人が多すぎて写真が撮れないといったことも…。

だから、完璧な桜を求めて、いつまでも追い続けるのだと思います。

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―― ありがとうございました。

中西さんの「桜」に対する熱い思いが伝わってきましたね!

日本各地の「桜」の状況が気になる方は、ぜひ中西さんのInstagramもチェックしてみてください。

※この記事のツイートと画像は花追人(@hanaoibito)さんの許可を得て掲載しています。

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