シェア

【制作者に取材】水彩紙で再現した手作りの「フルート」が美しい

Twitter/@ebitiri_5555

Twitter/@ebitiri_5555

水彩紙で作った「フルート」がキレイだと、Twitter上で話題になっています。

水彩紙で作ったフルート

美術系の大学に通うえびさわさん@ebitiri_5555)は7月8日、水彩紙で作った「フルート」をTwitterに公開しました。

Twitter/@ebitiri_5555

Twitter/@ebitiri_5555

フルートの主管部分にある各キイから、「G#レバー」なども細部にわたって緻密に再現したそうです。

一部にネジと装飾用のビーズなどを使用していますが、素材のほとんどは水彩紙。フルートの淡いピンクやブルーの色合いも美しく思わず見入ってしまいます。

Twitter/@ebitiri_5555

Twitter/@ebitiri_5555

ツイートには「すごく綺麗ですね!!」「完成度が高くてすごいです…!」といったコメントが寄せられ、「いいね!」は12万件を集めていました。

自分にとって1番しっくりくる表現を…

なぜ、水彩紙でフルートを制作したのでしょうか?

えびさわさんにお話をうかがってみました。

―― 水彩紙でフルートを制作した経緯を教えてください。

授業の課題内容が『思い入れのあるものを水彩で細密描写しなさい』というものでした。「細密描写」の意味を、私は「モチーフを理解して形に表すもの」というふうに考えました。

自分にとっていちばんしっくりくる表現として「実際にフルートを作る」ということでした。そのため、平面ではなく立体作品にして画材は水彩紙と透明水彩を使おうと思い、水彩紙でフルートを制作することにしました。

作品のモチーフをフルートにした理由は、中学3年間と高校1年生まで吹奏楽部でフルートを吹いていました。技術やさまざまな面で大変なことが多く、実は思い出もつらいことの方が多かったです。

Twitter/@ebitiri_5555

Twitter/@ebitiri_5555

学校の課題と部活の両立が難しくなり、部活を辞めてから、フルートをまったく吹かなくなりました。そしてフルートのことも忘れがちになっていた時、今回の課題を聞いて、真っ先にフルートが頭に浮かびました。

もう吹かなくなってしまったことや、つらい思い出が多いことから、フルートに対してものすごく罪悪感を覚えていました。今回の作品は、その気持ちを昇華したいと制作しました。

制作をしている最中はとても楽しく、完成した作品をあらためて見ると、私はフルートが大好きだったということに気付きました。

始めはマイナスな気持ちからスタートしましたが、完成してからは自分のフルートに対する気持ちを再認識することができました。今回制作して心から良かったと思っています。

―― 「水彩紙製のフルート」の制作過程について詳しく教えてください。

始めにB3の水彩紙に透明水彩で色をのせてから組み立てました。まず胴の部分の筒を作り、キイの押さえられる穴を開け、パーツを作ってグルーガンで接着していくという流れです。

ネジや装飾の一部はビーズを使用しています。制作期間は一週間弱ほどで部屋に閉じこもって、みっちり制作して完成しました。色は私が思うフルートの優しくて透明感のある音色をイメージしました。

キラキラと綺麗に音が鳴っているイメージも入れたかったので、マスキングインクでキラキラ模様を白抜きにしています。それに加え、完成後にスパンコールを接着し、さらにキラキラ感が出るように仕上げました。

画像提供/@ebitiri_5555キイ(ボタンのようなパーツの部分)

画像提供/@ebitiri_5555(キイ:ボタンのようなパーツの部分)

―― Twitterの反響について

正直そんなに反応があるとは思っていなかったので、本当に驚いています…!

自分の作品がこんなに多くの方に見ていただく機会は初めてで、知らない方から感想をもらえてとても嬉しいです。

それと同時に不思議な感覚です…!今までよりも、少し自信を持って作品を制作していける気がします。

―― ありがとうございました。

えびさわさんのフルートに対する思いがこもった作品だったんですね!

※この記事のツイートと画像はえびさわさん(@ebitiri_5555)の許可を得て掲載しています。

Posted: |Updated:

Text by

注目の記事

Ranking

All Categorys Ranking総合ランキング