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物語の結末に向けて「文字がどんどん強く発光する本」が話題!制作者が語る狙いとは

Twitter/@uten_lullaby

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物語の結末に向かうにつれて「活字がどんどん強く発光する本」に注目が集まっています。

「活字がどんどん強く発光する本」

“実験的な小説家”を目指す大橋雨下さん(@uten_lullaby)は10月6日、「活字がどんどん強く発光する本」をTwitterに公開しました。

Twitter/@uten_lullaby

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書籍の背面に光源を取り付け、切り絵のように活字をくり抜いた箇所が発光しています。物語の結末に向かうにつれて、活字がどんどん発光する仕組みです。

大橋さんによると、洋白紙という厚手の紙を使用し、活字以外の部分は光らないよう工夫しています。

活字部分は画像加工ソフトを使ってデータ化し、レーザーカッターで切り取りました。

Twitter/@uten_lullaby

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本を読むだけでなく、アート作品のように見せるその発想力に脱帽です。ツイートには「ものすごく欲しい」「発想の勝利ですね」などの声が寄せられ、「いいね」も15万件を突破していました。

“まぶしさ”というネガティブな要素を面白く

なぜ「活字がどんどん強く発光する本」を作った狙いについて、大橋雨下さんにお話を伺いました。

―― 「活字がどんどん強く発光する本」を作ったきっかけは?

美術大学に在籍しているのですが、そこで「あたらしい照明を開発しなさい」という課題が出たからです。最初は「眩し過ぎない読書灯があったら理想的だな」と月並みなこと考えていました。

ですが、考えていく中で“眩しさ”というネガティブな要素を「面白く使えないだろうか?」と考えたのです。

そして生まれたのが、文字が光る本の着想です。これのどこが照明として「あたらしい」のかというと、本来「光を当てて読むべき文字」と「文字を読むための光源」の役割が混ざってしまっていることです。

逆説的な表現が好きなので「眩しすぎて結末を読むことができない」という、機能を失った本を作ることにしました。

―― この本はどのような仕組みで発光していますか?

本が光る仕組みはいたってシンプルです。背表紙にLEDテープという薄い光源を配線して、コンセントに直接繋ぐ仕組みになっています。

―― Twitterの反響について

とても驚いていて恐縮しています。「逆説的な表現が好き」と申し上げた通り、私はひねくれているので、普段の作品はあまり伝わらずに終わることが多かったもので…。

みなさん、それぞれがこの本に夢を抱いてくださったようで、大変嬉しく思っています。

―― ありがとうございました。

ネガティブな要素を面白く使いたいと考えて編み出した作品だったんですね!

大橋さんの作品が気になる方は、ぜひTwitterアカウント(@uten_lullaby)をチェックしてみてください。

※この記事のツイートと画像は大橋雨下さんの許可を得て掲載しています。

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Text by 羽田 早菜

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