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元和菓子職人が樹脂粘土で作った「和菓子小物」がステキすぎる

Twitter/@torimomotorino3

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11月6日頃から、Twitterに「#ハンドメイド界隈のテンション上げてく為に自分のイチオシ作品画像を貼ろう」というハッシュタグが登場しました。

発端は、10月17日にあるキー局の情報バラエティ番組が、ハンドメイド作品の販売について安い材料費で高い値段をつけられる「簡単に稼げる副業」と紹介したことでした。

Twitter上では多くのハンドメイド作家が、作品制作にかかる手間や時間、技能習得までの苦労を無視するかのような放送内容だと困惑。さまざまなジャンルの作家が自身の作品を投稿して、ハンドメイド作品の素晴らしさをアピールする動きが拡がりました。

このうち、元和菓子職人が樹脂粘土などで制作した「和菓子小物」が特に注目を集めています。

元和菓子職人が作る「和菓子小物作品」

粘土和菓子職人の森野クマコさん(@torimomotorino3)は11月7日、和菓子をモチーフにして作った作品をTwitterに公開しました。

Twitter/@torimomotorino3

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これは森野さんが樹脂粘土やレジンを使用して作った「和菓子小物」の作品です。デザインや淡い色合いや質感など、まるで本物の和菓子と見紛うほどです。

Twitter/@torimomotorino3

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森野さんは、実は元和菓子職人。働いていた時の経験を生かし、樹脂粘土やレジンで忠実に和菓子を再現しています。

もちろん食べられませんが、ツイートには「美味しそう!」や「一瞬本物かと思いました!!」といったコメントが多数寄せられていました。

イベントへの出展がメイン

森野さんは粘土和菓子職人として、「十里百(とりもも)」という名前で作品を発表しています。

現在ネット通販はしておらず、イベントへの出展がメインに活動しているそうです。

Twitter/@torimomotorino3

Twitter/@torimomotorino3

試しに作ってみたら

なぜ、和菓子職人から粘土和菓子職人に転向されたのでしょうか。森野さんにお話を伺いました。

―― 樹脂粘土やレジンで「和菓子小物」を作り始めようと思われたきっかけは?

きっかけは和菓子の技術を鈍らせないために始めました。別の物を制作しようと購入した樹脂粘土「モデナ」の質感や仕上がり具合がねりきりと似ていました。

そこで、小物などの作品を制作できるのではないかと試しに作ってみたところ、リアルに仕上がったため、本格的に作り始めました。

ポニーフック Twitter/@torimomotorino3

ポニーフック Twitter/@torimomotorino3

―― 元和菓子職人ということで、作品の制作に役立っている技術を教えてください。

接着以外は、ほぼ本物の和菓子と同じような工程で制作しています。和菓子作りで身に付けたほとんどの技術が役に立っています。

よく「型で抜いているのですか?」と質問されたりするのですが、制作方法は手形仕上げ(一つ一つ形を制作している)ですので、ねりきりの技術すべてが役に立っています。

食べかけパクパクピアス&イヤリングTwitter/@torimomotorino3

食べかけパクパクピアス&イヤリングTwitter/@torimomotorino3

―― 「和菓子小物」を制作する際、どのような道具を使用していますか?

道具も製菓用の物を使用しております。製菓用はさみ、マジパンスティック(押し棒)、三角箆などです。

三角箆は和菓子の道具を制作している職人さんに頼んでカスタムをしてもらった物を使用しています。

挟むタイプのピアス Twitter/@torimomotorino3

挟むタイプのピアス Twitter/@torimomotorino3

―― 今まで制作した和菓子小物の中で、一番苦労した作品はどれですか?

苦労した物はオリジナルデザインの制作です。特に鳥和菓子シリーズは特徴をつかみつつ、和菓子の技術に落とし込むのが大変でした。

日本古来からある花は既存の和菓子として、いろいろな職人さんがすでに制作していたりします。

そのため、被らないように古典的なデザインなのか、そのお店オリジナルなのかを調べるのが大変でした。

絵巻や専門書などを見ても載っていない物は、権利関係の問題を避けるために制作を控えてます。オリジナルデザインの考え方については、このブログにまとめています。

鳥和菓子シリーズ Twitter/@torimomotorino3

鳥和菓子シリーズ Twitter/@torimomotorino3

―― 和菓子小物の作品を制作する上で、こだわりや大切にしていることはありますか?

味を感じられるような見た目に制作するという事と、普通の粘土細工にならないように和菓子の技法で「韻を踏む」という事にこだわって制作しています。

粘土は表現が幅広く自由なため、一歩間違えると和菓子に見えなくなってしまうので「美味しそう」であったり「和菓子っぽく」を意識して制作しております。

―― ありがとうございました。

帯飾り Twitter/@torimomotorino3

帯飾り Twitter/@torimomotorino3

「和菓子小物」の作品が気になる方は、ぜひ森野さんのTwitterアカウント(@torimomotorino3)をチェックしてみてください。

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Text by 羽田 早菜

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