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仕事中の休憩は午後より午前中に取ったほうが効果的との研究結果

123RF

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仕事は上手に休憩を取りながら行うほうが効率的であることは皆が知っている。では、どのような取り方が効果的なのか?

一般的に休憩というと「午後のお茶」のイメージがあるかもしれないが、米ベイラー大学の研究により、午前中に休憩を取るほうが効果的であることが分かった。

研究を行ったのは、同大学経営学部のEmily Hunte准教授とCindy Wu准教授。週5日の勤務に就いている22~67歳の男女95人を対象に、就業中に取った休憩をすべて記録してもらい、データを分析した。

休憩の定義は、正式か否かを問わず、仕事に関連する課題をしなくても構わないと判断された時間帯で、昼休みのほか、お茶を飲んだ、同僚とおしゃべりをした、プライベートのメールをチェックしたといった活動が含まれる(トイレに行った時間は含まれない)。

集計・分析の結果、1人平均1日2回強の休憩を取っていること、以下のような取り方をすると、効果的な休憩になることが分かった。

午前中の半ばに取る

一般的に昼休みまで休憩を取らないケースが多いかと思うが、仕事を開始してから休憩を取るまでの時間が長くなればなるほど、休憩後の回復が芳しくないことが分かったそうだ。

つまり、昼休みや午後になってから休憩を取るよりも、午前中の半ばに休憩を取るほうが、休憩後のモチベーション、活力、集中力が高まるらしい。

自分の選択でしたいことをする

休憩時間には仕事とまったく関係のない活動をしたほうが効果がありそうに思えるが、今回の研究ではそれを証明することはできなかった。たとえ仕事に関連することであっても、自分の選択で自分がしたいと思ったことをすると満足度が高まり、頭痛や腰痛や目の疲れ等が緩和する。

そして、上記2点を実行している人ほど精神的疲労度が低く、仕事の満足度が高くなっていた。

短い休憩を頻繁に取る

今回の研究では、ベストな休憩時間(長さ)を導き出すことはできなかったが、短い休憩を頻繁に取るほうが疲労の回復度が高く、モチベーション、活力、集中力が高まることが分かった。

研究者は「バッテリーが切れるまで我慢するのではなく、頻繁に充電する必要がある」と述べ、「雇用者は従業員にこまめに休憩を取るよう促したほうがいい」と指摘している。

米ベイラー大学の研究は『Journal of Applied Psychology』に発表された。

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Text by 近藤辰也

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