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ゴミ拾いをスポーツに!審判がいるゴミ拾い「スポGOMI」が目指す先

AスポGOMI紹介2019-01-0002

「スポGOMI」というスポーツをご存知でしょうか。

街を競技エリアとして、ごみ拾いを競うれっきとした競技で、スポーツマンシップにのっとったルールもあれば審判もいます。

「ゴミ拾いはスポーツだ!」をスローガンに参加者と共に汗を流す、一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ馬見塚(まみつか)健一代表にお話を聞きました。

一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ

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ゴミ拾いでポイントを競え!

スポGOMIは、5人1組のチーム制で、制限時間内に街の分別を守りながらゴミを拾い、それぞれのゴミに付けられたポイントを競うスポーツです。

ゴミの重さではなくポイントを競うので、お子さんからお年寄りまで誰でも優勝できるチャンスを秘めています。

参加者はゴミを拾ってポイントを取得することが目的で、それが勝ちにつながるはず。なのに、街にはゴミが落ちていることを知り、これでいいのかという矛盾やもやもやが参加者に生まれる……。

それこそがスポゴミの醍醐味で、環境保全への強い意識づけになっていると馬見塚さんは語ります。

一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ

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スポGOMIは意識を変える契機

しかし、2008年の活動当初は「ゴミ拾いを遊びのようにやっている団体」という見方をする人が多く、何度も悔しい思いをしたそうです。

そんな中、2009年の東京都大田区羽田地区での大会に参加してくれた「出雲小学校5年1組」というチームとの出会いである確信を得ます。

彼らは表彰式の後、競技が終わってもゴミ拾いをしながら帰っていったのです。本当に嬉しそうな顔をしてゴミを拾っていました。

スポGOMIは、ゴミとの向き合い方を変える何かを持っている!と思ったんです。
だからこそ、これを可視化したいという強い気持ちが生まれたのです。

馬見塚さんは、独立行政法人国立環境研究所に依頼し、共同でスポGOMI参加者への環境意識調査を行うことを決めます。

この調査によって、参加者の6割はもともとは清掃活動にそれほど興味をもっていなかった人であり、スポーツ競技、またチーム競技であるからこそ参加を決めた人、参加者を募った人が多かったことがわかりました※。

この調査によって、スポGOMIが環境への意識を高めるきっかけになったこと、人々の行動を促したことが見えるデータとなり、多くの人に納得してもらえるエビデンスともなりました。

本来の私たちのビジョンは、世界中からゴミのポイ捨てをなくすことなんです。

だから、スポGOMIというスポーツが、世の中からなくなることを望んでいます。拾うことでが捨てない気持ちを生み出し、街を愛する気持ちの原動力ともなりますから。

一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ

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美しい街を自分たちの手で

スポGOMIでは日本のみならず、ロシアや韓国など、世界各国にスポGOMI連盟を設け、さらに展開する準備をしているといいます。

今後はどんな人に参加してほしいと考えているのでしょう?

老若男女誰もが同じ条件で競えるスポーツですから、これからも様々な年代の方々に参加していただきたいですね。

スポGOMIに参加し、ゴミを拾うことで自分たちの住む街の環境に理解し、自分たちの問題として見つめなおしてほしいと願っています。

一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ
公式サイト:https://www.spogomi.or.jp/

※出典元:清掃活動とスポーツの組み合わせがボランティア募集に与える影響/森 保文、前田 恭伸、浅野 敏久より

Posted: |Updated:

Text by kotomatoma

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