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世界中の超高層ビルにまつわる疑惑とは? そして検証の結果……

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巨大もしくは高層の建築物を建てるというのは人類のロマンのひとつだ。また、高いビルの経済力や権力、技術に栄華のシンボルである。

そんなわけで各国では競い合って超高層ビルを建てた結果、現在はドバイにあるブルジュ・ハリファの828mをはじめとする数百m級のビルが世界各地に建つこととなった。

しかし、世界中の超高層ビルにとある疑惑がある。それは「高さの水増し疑惑」だ。

作るのも運営や維持するのも大変な居住可能スペースの高さはそこそこに、その上に尖塔など非居住スペースを高く設けて、ビルの高さを稼いでるのではないか? と。身長測定の時に背伸びする子供みたいだが、実際、非居住スペースがやたら高い超高層ビルは多いという。

この事実を指摘し、世界の有名ビルディングの居住スペースと非居住スペースの高さの割合を検証したのは、世界中の建築と都市環境の専門家が集まる「高層ビルと都市の生息地審議会(CTBUH)」だ。

彼らが世界の主要な高層ビルを調べた結果、最も水増し率が高いのがドバイのブルジュ・アル・アラブだった。320mのうちなんと124m、全体の39%が非居住スペースだったことが判明。

また、バンク・オブ・アメリカ・タワーは366mのうち131mが非居住スペースで、36%と2位。CTBUHが調べたうちの「10の高い尖塔を持つビル」を高さ順に並べたのが下の図だ。

 

CTBUH

機能だけでなくデザインの見た目の美しさも建築の魅力だろう。しかし、こうして調査結果が出ると、あの有名な高層ビルが水増しというか背伸びしているのに多少のガッカリ感も。

「高層ビルは何のために建てられるのだろう」、と思わず考えさせられるニュースだ。

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Text by 丸子かおり

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