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その親切、実は迷惑かも?外国人と働くために知っておきたいこと

イメージ画像/Fotolia

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グローバル化により、多国籍の人と一緒に働くビジネスマンも増えてきました。

異なった価値観を持つ人材が協力して、新しいビジネスや商品が次々と生まれていきます。その中でどうしても「みんなで助け合う」という日本人の感覚が、外国人とのひずみを生んでしまうこともあります。

幻冬舎新刊『ITエンジニアの「海外進出」読本』より、現役ITエンジニアの2人の日本人が、海外プロジェクトを進める際のポイントを紹介しています。

日本人と外国人の仕事に対する考え方の違い

日本人は、仕事が遅れている人をカバーしあってお互いに助けあう傾向があります。上司の命令の場合もありますが、多くの場合は話し合いをして作業分担の見直しを行います。この意味で、日本人は「集団主義的」だといえます。

一方で、海外の人たちは「個人主義的」だといわれています。いったん役割が決まると、まず初めに自分にできる作業量やリードタイムを周りの人たちに宣言します。基本的には一度決めた役割分担は、変更しません。

もちろん中には、助けを求めた人に対して手伝ってあげる人もいますが、自分の担当の仕事以外で遅れが発生しても、基本的には自分から進んでフォローに入らない傾向があります。

その理由としては「やる気がない」からではなく、手伝うことによって人の仕事を奪ってしまうからという意見が多いようです。これを知らずに日本人が親切のつもりで手伝おうとしたら、迷惑がられてしまうこともあります。

大切なのは「明確な」役割分担

外国人が他の人の仕事を手伝わない理由として、仕事を奪ってしまう他にも、それによって自分の仕事が増えるからという理由もあるかもしれません。

海外プロジェクトでのトラブルが発生した時の話。納期を守りたい、品質を担保したいという思いでプロジェクトのリーダーを手伝うと「それはあなたに任せた仕事なのでよろしくお願いします」と逃げ腰の発言をされてしまったと、日本人のITエンジニアは語っています。

日本人の考えで多い「背中を見せる」というやり方は、海外では通用しないようです。お互いの役割と担当を正確に決めて、明確な役割分担をして合意をすることが大切です。

国籍の異なる人と仕事をする時は、スムーズに仕事ができるように価値観の違いを理解することが重要です。

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Text by 後藤みき

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