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怒りのプロに聞く!満員電車のイライラを解消する5つの方法

イメージ画像/Fotolia

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一般社団法人「日本アンガーマネジメント協会」をご存知でしょうか?

同協会は、アメリカに本部をおく「ナショナルアンガーマネジメント協会」の日本支部で、アンガー(イライラ、怒りの感情)をマネジメント(上手に付き合う)するための気持ちのトレーニングを推進しています。

今回は本部講師の小尻美奈さんに、満員電車でイライラを和らげたり解消したりするコツをお聞きしました。

満員電車はイライラの宝庫。

足を踏まれた、他人のカバンが当たって痛い、他人のイヤフォンから流れる音漏れなど…。不快に感じることは多いものです。

そんな満員電車でのイライラ対処法をご紹介します。

解消法1:ゆっくり6秒数える

満員電車でイラっとしたときに絶対にやってはいけないのが、反射的な行動です。

具体的には、頭にくることがあっても相手を睨みつけたり、舌打ちをしたり、ひじで突いたり、足を踏んだりしてはいけません。

怒りにまかせて反射的に行動してしまえば、きっかけは些細なことでも、相手も応戦して激しい罵り合いのケンカに発展してしまうケースもあります。不毛な争いは避けましょう。

そのためには、イラっとしたらまず6秒待つクセをつけてください。

怒りの感情のピークは長くても6秒と言われています。満員電車の中でカッとくるような出来事があれば、ゆっくり「6、5、4、3、2、1…」と6秒数えてみましょう。数えている間に、少しずつ気持ちが落ち着いてきます。

解消法2:目の前の物をじっくり観察する

満員電車の急停止や電車遅延に遭遇したとき、時間がないと焦ってイライラする方も多いのではないでしょうか。

「なんで動かない?」「なんで電車が来ないの?」と、その原因を考えてみたり「一体いつ発車するんだ?」と未来を不安に思ったりすると、ますます頭の中が怒りでいっぱいになります。

そんなときは、目の前にあるものをひたすら観察してみてください。過去や未来のことではなく、「今、目の前にあること」だけに集中すると、怒りの膨張を防げます。

例えば「このつり革の形は?色は?傷は?」など意識を集中して観察してみる、他の人が持っているカバンや車窓の風景を観察してみる、中刷り広告に目を向ける、スマホで何かを検索してみる…など、別のことに意識を集中すれば怒りの感情をそらすことができます。

解消法3:深呼吸をする

満員電車という状態が、すでにストレスに感じる方は多いでしょう。

そのような状態でマナー違反の人(電話に出る、大声で話す、化粧をするなど)を見かければ「信じられない!」とますます頭に血が上ることもあります。

そんな時は、ゆっくり静かに息を吐ききってください。

怒りを感じると交感神経が優位になり、血圧や心拍数が上昇し呼吸も荒くなります。音が漏れない程度にゆっくり深く深呼吸するだけで、リラックスできるようになります。

解消法4:怒りをやわらげるツボを押してリラックスする

怒りにまかせて反射的な行動をしないためには、体を動かす方法が簡単です。

満員電車でイライラが募ったら、怒りに効果があると言われている二つのツボを親指で押してみましょう。

一つは「合谷(ごうこく)」(画像右)で手の甲側の親指と人差し指の分かれ目にあり、精神を安定させるツボと言われています。

もう一つの「神門(しんもん)」は手の平側の小指の延長線状の手首の関節にある窪みにあります。高ぶった感情をしずめてくれるツボです。

心と体の緊張が和らいで気持ちを落ち着かせることができます。深呼吸と一緒に試してもらうのも良いでしょう。

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イメージ/IRORIO編集部作成

解消法5「通勤時間や通勤方法を変えてみる」

満員電車でのイライラに対して「何でこんなに人が多いの!?」と心の中でグチったり、「今日は満員電車ではありませんように!」と祈っても状況が変わらず、イライラは募るばかりです。

変えられないのでれば満員電車という状況を受け入れ、気にしないようにしましょう。

満員電車が大きなストレスになるのであれば、他の方法を探してみます。

例えば、思い切って30分早い電車に乗ったり車両を変えたりと、変えられない怒りでも自分の行動を変えることで状況が変わり、イライラの元が軽減されます。

イライラする満員電車を変えることはできないので、自分の行動を変えていく。それが怒りと上手に付き合えるようになるための一番の近道です。

電車通勤では、どうしても混雑を避けられない時もあります。

満員電車でイラっとする気持ちを解消して、ストレスのない通勤時間を送りたいですね。

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Text by 後藤みき

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