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JAFに「暑い車内の温度を一気に下げる方法」を聞いてみた

イメージ/Fotolia

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夏の炎天下。買い物をする少しの時間だけ駐車していても、戻ってきたときにはモアっとした熱気に包まれ、温度が下がるまで運転をためらってしまうものです。

上昇した車内の温度を、一気に下げる方法はあるのでしょうか? 日本自動車連盟(JAF)東京支部の担当者に聞いてみました。

60℃近くまで上がった車内温度を最も早く下げる方法について、JAFで実際に検証した結果を紹介します。

▼検証内容

1.ドアの開閉
2.冷却スプレー
3.エアコンの内気循環・外気導入
4.エアコン+走行
5.車のボディに水をかける

1.ドアの開閉

助手席の窓だけを開けて、運転席側のドアを5回開閉して、車内の熱気を逃しました。

その結果、55℃だった車内温度が47.5℃まで下がりました。車に乗り込む前にこれを行うだけで、約8℃も温度が下がったのです。

エンジンをかけずエアコンも使わずに行うので、燃費の節減、バッテリーに負担をかけないというメリットもあります。

画像提供:JAF

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2.冷却スプレー

こちらもエアコンは使わず、冷却スプレー(服用)をシートに10秒ほど吹きかけました。

55℃だった車内温度が50.1℃まで低下し、3分間で約5℃温度が下がりました

画像提供:JAF

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3.エアコンの内気循環・外気導入

窓を閉め切った状態でエアコン(オート)の温度設定をLo(最低)にし、内気循環と外気導入の2つのパターンで10分間の温度変化を測定しました。

その結果、55度の車内温度が10分後には内気循環では27.5℃、外気導入では29.5℃になりました。どちらも半分近くまで下がったことになります。

最初の1分までは外気導入の方が温度は早く下がったのですが、2分を過ぎると、内気循環の下がり幅が外気導入よりも大きくなりました。

画像提供:JAF

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4.エアコン+走行

窓を全開にし、オートのエアコンを外気導入、温度設定をLo(最低)にして走行。2分後に窓を閉めて、エアコンを内気循環に切り替えました。

結果、この方法が最も早く温度を下げることができました。

エアコンを入れただけでは55℃の車内温度を半分近く下げるまで10分の時間を要しましたが、「エアコン+走行」では、半分の5分で28℃まで下がりました

画像提供:JAF

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5.【あまり効果なし】車のボディに水をかける

打ち水をすると涼しくなるイメージですが、車のボディに水をかけることは、そこまで効果がないようです。

8リットルのバケツ3杯分の水を車のボディにかけましたが、これはほとんど効果がなかったです。0.9℃しか下がりませんでした。

炎天下では水滴が塗装にシミを作る危険性もあるので、おすすめできません。

画像提供:JAF

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まとめ

・まず車に乗り込む前に助手席の窓をあけ、運転席側のドアを5回程度開閉する。
・車に乗り込み、エアコン(オート)を外気導入、温度設定をLoにし、窓を全開にした状態で走行する。
・車内の熱気が外に出たら窓を閉め、エアコンを外気導入から内気循環に切り替える。

温度を下げたいときにはつい冷房を強くしてしまいがちですが、短い時間で効率よく車内環境を快適にすることで燃費節約、排ガスの抑制にもなり、まさに「エコドライブ」といえます。

ただし、車内の温度が下がったと思ってもダッシュボードやシートベルトの金具などには高熱が残っていることがあるので、小さい子供のやけどなどには十分に注意する必要があります。

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Text by 後藤みき

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