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子供に夏休みの宿題を促す方法を“やる気スイッチ先生”に聞いてみた

やる気スイッチグループ/個別指導スクールIE

やる気スイッチグループ/個別指導スクールIE

まもなく子供たちは夏休みを迎えますが、楽しい夏休みに影を落とすのが宿題の山。

宿題を後回しにして最終日にあたふたしたり、宿題を始めても一向に進まなかったり…子供たちのモチベーションを上げるためには、どのようなことができるのでしょうか?

「やる気スイッチ」のCMでおなじみのやる気スイッチグループが展開する「スクールIE」の講師に取材しました。

やる気スイッチコンテスト2017年優勝者・和知悠平先生

全国約2万人のスクールIEの講師「やる気スイッチ先生」たちが、日々磨き続けた指導力を競い合う「やる気スイッチコンテスト」。

2017年に数学部門で優勝したのは、スクールIE二俣川校の講師・和知悠平さん。生徒に対してのコーチングやモチベーションを維持させる技術などを高く評価されました。

日頃、小学生から高校生まで幅広い年代、性格の生徒に勉強を教えている和知さん。普段の授業の中で、子供たちのやる気スイッチをONにするために心がけていることを話してもらいました。

スクールIE二俣川校

やる気スイッチグループ/個別指導スクールIE

まもなく夏休みを迎えますが、子供たちが宿題に意欲的に取り組む方法などあるんですか?

僕は計画をしっかり立てることが大事だと思っているので、まずは夏休みの1カ月の期間の中で、どれだけなにをやらないといけないということを話し合います。

何をやるか紙に宿題の項目を書き出し、1週間ごとに、さらに1日ごとにどの教科を何ページまで細かくスケジュールを組み、終わった項目にはマーカーを自分で引かせて「ここまでできた」っていうのを明確にして、自信をつけさせるといいのではないかと思います。

宿題を始めてもなかなか集中力が続かない子もいると思うのですが…和知先生は実際にそのような子にはどのように接していますか?

集中力が切れたら、僕は休憩をはさむようにしています。

一度集中力が切れた子には何を言ってもなかなか効果がないので…。

休憩を入れて、次は何時から始めるかを生徒と話し合って決めています。

だいたい10~20分ほど休憩をはさむことが多いんですが、その間は勉強とまったく関係のない話で盛り上がったり、生徒の好きなことで気分転換をさせます。

メリハリが大事なんですね。やはり子供の性格によっても促し方は違いますか?

活発な子や大人しい子、色々なタイプの子がいてその子にあった声かけがあると思います。

ただ、どの子にも共通して、将来の夢の話をするようにしています。

将来の夢の話をして、じゃあその夢を達成するために今何をしないといけないのか話し合います。

将来の夢について、具体的にどのような話をするんですか?

この前は生徒で「将来は学校の先生になりたい」と言っている子がいたんですよ。

その子には、「先生になるためには、大学に行かないといけないよね」から始まり、「まず高校に行くために中学の試験があるよね」「じゃあ中学に入ってテストで高得点を取るために今何をしなきゃいけないと思う」まで、どんどん現状と結び付けます。

そうすると、将来のイメージについてモヤモヤしていたものが少し形になってくるのかと思います。

実際に和知先生は様々なタイプの子供に授業をしていると思うんですが、やる気を促すという部分で心がけてることはありますか?

「頑張ったね」とか僕はけっこう褒めるタイプですね。宿題とか1問でも解けたらまず褒めます。

そして褒めるだけではなくて、「今こういう計算ができたから、次はこれもできるんじゃない?」など、次は何ができるかを生徒と一緒に話し合います。

あと、お父さんやお母さんに対してもそうだと思うんですけど、講師の立場は生徒からすると自分よりすごい存在に思われていることも多くて。それを利用して褒めるのも効果的です。

例えば、「すごいね。先生がこの年齢の時にはこんな問題解けなかったよ」と言うと、「先生が解けなかった問題を解けた!」と自信をつけさせているんじゃないかなと思います。

イメージ/Fotolia

イメージ/Fotolia

宿題やったら○○あげるなど、そのような促し方はどう思いますか?

単純に何かをあげることを習慣にしてしまうのは、子どもにとって良くないことだと思います。

ただ、頑張ったことを実感できるように可視化してあげるのはとても良い方法ですね。

僕が講師をしているスクールIEには、子どもが頑張ったときに「すごいね」「がんばったね」と誉めてあげるための「やる気スイッチポイント」というポイントシステムがあります。

スタンプがたまると景品がもらえるんですよ。豪華なものだと自転車とか!

これを活用して、僕は子どもの小さな努力や頑張りを見つけたら誉めて、スタンプをあげて達成感を感じられるようにしています。

これが結構効果的で、宿題をやらなかった子が自分から進んで結構やってくるようになったりもしています(笑)

自分で頑張って手に入れたという事実を振り返られる形にして実感できるようにしてあげる。それがモチベーションアップにつながる方法だと思います。

ご褒美を用意するのも一つの手なんですね。逆に宿題をしない子に対しての注意などはどのようにしていますか?

僕は生徒に対して、怒ったりは絶対にしないですね。

実際に、僕が小学生の時に叱ってくる人とか好きじゃなかったんですよ(笑)。

あと「でも」「だって」など、否定的な言葉は使わないようにしています。否定的なことを言っても、生徒は自分が勉強していないことをただ理解するだけでモチベーションは上がらないと思うんですよ。

和知さん自身も、もともとスクールIEの生徒だったそうです。

勉強が嫌いだった和知さんは、当時の恩師からの「将来何になりたい?」という一言でやる気スイッチが入り、いつしか講師になりたいと夢をもつように。

日頃からコミュニケーションをしっかりとってその子にあった声かけをすることも、夢を見つける手助けやモチベーションの向上につながるのだと感じました。

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Text by 後藤みき

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