Honda(本田技研工業株式会社)は9月14日、同社の代名詞ともいえるオートバイ「スーパーカブ」で通学する鹿児島県・種子島の高校生たちへ感謝を伝えようと、「クリープハイプ」とコラボレーションしたミュージックビデオを公開しました。
舞台は東京の小さなアパートと、大自然に囲まれた種子島内の高校。新聞配達にやってきたカブのエンジン音が耳に届くところから音楽が始まります。
受け継がれていくカブ文化
同社によると、電車もなくバスも少ない種子島では、多くの高校生が原付で通学しています。なかでもHondaスーパーカブ50で通学している生徒が多いそうです。
多くの高校生が卒業後に島を離れてしまうため、乗らなくなったスーパーカブは自分の弟や妹、後輩へ脈々と受け継がれていきます。
スーパーカブで通学した高校生が親世代となり、次の世代が新車を選ぶ時にも自分たちが乗っていたスーパーカブを勧めるといった流れによって、種子島に自然とカブ文化が根付いていったといいます。

出典:本田技研工業株式会社プレスリリース
カブで通学する高校生のドキュメンタリー
映像は、遠く離れた2つの場所で撮影が行われ、上京してきた青年が不意にカブの音を耳にして、故郷・種子島に思いをはせる。そんな場面をイメージして描かれています。
種子島のシーンは、実際にカブで通学している高校生たちのリアルな高校生活を追いかけるドキュメンタリーになっています。
楽曲を手掛けたクリープハイプは、若者から絶大な支持を集めるロックバンド。映像には、尾崎世界観さんも出演しています。
クリープハイプが種子島の高校生のために特別に書き下ろした歌詞にも注目です。

出典:本田技研工業株式会社プレスリリース