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「サヨナラ、地球さん。」樹木希林さんの言葉を載せた宝島社の新聞広告が深い

出典:株式会社宝島社プレスリリース

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宝島社は10月29日、今年9月に亡くなった俳優の樹木希林さんが残した数々の言葉をもとに制作した企業広告「あとは、じぶんで考えてよ。」を朝日新聞に、「サヨナラ、地球さん。」を読売新聞に掲載しました。

樹木希林さんからの最後のメッセージ

同社は1998年から企業広告を開始。2016年1月には、樹木希林さん出演の企業広告「死ぬときぐらい好きにさせてよ」を新聞4紙に同時掲載しました。

読売広告大賞、朝日広告賞といった様々な広告賞を受賞し、大きな反響を呼びました。

【関連記事】「死ぬときぐらい好きにさせてよ」宝島社の“死”をテーマにした企業広告が朝日広告賞を受賞

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出典:株式会社宝島社プレスリリース

どう生きるか、どう死ぬか

今回の企業広告では、樹木希林さんからの最後の言葉として「あとは、じぶんで考えてよ。」「サヨナラ、地球さん。」をメインコピーに、樹木希林さんの遺族から提供を受けた生前の2枚の写真を使用。

キャッチコピーは広告用に制作し、ボディコピーは樹木希林さんの数々の言葉をもとにして広告用に制作されたといいます。

同社は今回の広告により、どう生きるか、どう死ぬかについて、あらためて「死」について深く考えるきっかけになればとしています。

▼「あとは、じぶんで考えてよ。

出典:株式会社宝島社プレスリリース

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絆というものを、あまり信用しないの。期待しすぎると、お互い苦しくなっちゃうから。
だいたい他人様から良く思われても、他人様はなんにもしてくれないし(笑)。
迷ったら、自分にとって楽なほうに、道を変えればいいんじゃないかしら。
演技をやるために役者を生きているんじゃなくて、人間をやるために生きているんです。
代表作?ないのよ。助演どころか、チョイ役チョイ役って渡り歩く、チョイ演女優なの。
自分は社会でなにができるか、と適性をさぐる謙虚さが、女性を綺麗にしていくと思います。
楽しむのではなくて、面白がることよ。中に入って面白がるの。面白がらなきゃやってけないもの、この世の中。
老人の跋扈(ばっこ)が、いちばん世の中を悪くすると思います。
病を悪、健康を善とするだけなら、こんなつまらない人生はないわよ。
死に向けて行う作業は、おわびですね。謝るのはお金がかからないから、ケチな私にピッタリなのよ。謝っちゃったら、すっきりするしね。
“言わなくていいこと”は、ないと思う。やっぱり言ったほうがいいのよ。
こちら希林館です。留守電とFAXだけです。なお過去の映像等の二次使用はどうぞ
使ってください。出演オファーはFAXでお願いします。
このように服を着た樹木希林は死ねばそれで終わりですが、またいろいろなきっかけや縁があれば、次は山田太郎という人間として現れるかもしれない。
えっ、わたしの話で救われる人がいる?それは依存症というものよ。

▼「サヨナラ、地球さん。

出典:株式会社宝島社プレスリリース

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靴下でもシャツでも、最後は掃除道具として、最後まで使い切る。人間も、十分生きて自分を使い切ったと思えることが、人間冥利に尽きるんじゃないかしら。そういう意味で、がんになって死ぬのがいちばん幸せなのよ。
用意ができる。片付けして、その準備ができるのは最高だと思うの。
ひょっとしたら、この人は来年はいないかもしれないと思ったら、その人との時間は大事でしょう?そうやって考えると、がんは面白いのよ。
いまの世の中って、ひとつ問題が起きると、みんなで徹底的にやっつけるじゃない。だから怖いの。自分が当事者になることなんて、だれも考えていないんでしょうね。
日本には「水に流す」という言葉があるけど、桜の花は「水に流す」といったことを表しているなと思うの。
何もなかったように散って、また春が来ると咲き誇る。桜が毎年咲き誇るうちに、「水に流す」という考えかたを、もう一度日本人は見直すべきなんじゃないかしら。
それでは、みなさん、わたしは水に流されていなくなります。今まで、好きにさせてくれてありがとう。樹木希林、おしまい。

同社はこれまでに数々の企業広告を掲載しており、宝島社の公式サイトから確認できます。

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Text by 後藤みき

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