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2本で8000円―京都の伝統工芸で作る高級アイスクリームスプーンに込めた想いとは

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スーパーマーケットやコンビニでアイスを買うと付いてくるお馴染みの「アイスクリームスプーン」は、使用後に捨ててしまう消耗品ですよね。

そんな使い捨てスプーンの概念が覆されるような、京都の伝統工芸である「錺金具(かざりかなぐ)」と「漆(うるし)」を取り入れたリユーザブルな「アイスクリームスプーン」があるんです。

製作する京都造形芸術大学の運営団体「KYOTO T5・Whole Love Kyoto」代表の酒井洋輔さんに、製作のきっかけと「アイスクリームスプーン」に込めた想いを聞きました。

伝統工芸が生む「アイスクリームスプーン」

「KYOTO T5・Whole Love Kyoto」が手掛けるアイスクリームスプーンは、錺金具(税別5500円※2つの絵柄セット)と漆(税別8000円※朱・黒の2色セット)の2種類。

どんなアイスクリームでも、これを使えばたちまち特別なアイスになってしまいそうなこの高級スプーンは、どのように誕生したのでしょうか。

――京都の伝統工芸を取り入れたアイスクリームスプーンの製作のきっかけを教えてください。

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スーパーマーケットで無料でもらえる白樺のアイススプーンのフォルムが美しく、懐かしいとある時気づきました。

そのフォルムに光をあてるために、伝統工芸の素材や技の力を借りて大量生産品ではないアイスのスプーンを開発したいと考えたのがきっかけです。

――数ある伝統工芸の中から、なぜ「京都」の伝統工芸を選んだのですか?

自分たちが京都に住み暮らしているにも関わらず、京都のことを知ろうとしてこなかったことに気づいたためです。

京都の伝統文化は「工芸」のみならず、どれだけ知っても、まだまだ知らないことだらけだと思わせてくれます。

――錺金具と漆を選んだのはなぜですか?

既存のアイススプーンのチープさとのギャップがあるものを選びました。

その方が使い手に驚きと喜びを与えられると思ったからです。

――職人によって作られた2つのスプーンには、それぞれどのような特徴があるのでしょう?

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錺金具は、本来寺社仏閣の建物の金属部に用いられる素材と技術。それを生活カトラリーに転用したものです。

漆は、欧米ではJAPANと呼ばれるほどに日本のイメージが強く著名な素材と技術。何層にも塗り重ねられて太ったアイススプーンなので、カチカチのアイスを無理矢理掬おうとすると折れることもあるほど繊細なものなんです。

特別な夜のアイスクリームと共に

――アイスクリームスプーンに込めた“想い”を教えてください。

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伝統工芸を取り入れたのは、「職人の手仕事」を普段の生活に取り入れてほしいという想いからです。

職人にとっては、これまでとは違うジャンルの仕事に挑戦し、視野や技術を広げる機会になればいいなと考えています。

―― そんな想いの詰まった「アイスクリームスプーン」ですが、どのようなシーンで使用してもらいたいですか?

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少し特別な夜にアイスクリームを食べるときに使ってもらいたいです。

アイスは、世界中で多くの人に愛されている食べ物であり、食べるとその冷たさとは裏腹に心がホッとするような「小さな休憩」感があります。

忙しい毎日の中で「小さな休憩」を大切にするためのスプーンとして使ってもらえると嬉しいです。

一歩踏み込んだ京都のアイテムを

現在は、発売に向けクラウドファンディングサイト「makuake」で資金調達を行っています。

2018年12月26日(水)〜2019年1月22日(火)には、東京・新宿の「BEAMS JAPAN 新宿」で限定ショップを開設します。

使い捨てしないアイスクリームスプーンは、ちょっとした贅沢気分を堪能できる特別な一本になりそうです。

【ICE CREAM GIFT
販売価格
錺金具:5500円(税抜)※銅(銀メッキ加工)絵柄 2種セット
漆:8000円(税抜)※朱・黒セット
付属品:桐箱、取扱説明書
デザイン:Whole Love Kyoto / Masuda Moeko
京都造形芸術大学:https://kyotot5.jp/

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Text by misaki

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