シェア

「ハイビームを使って」との呼びかけに戸惑いの声!不適切使用など課題も

fotolia

fotolia

警視庁が自動車運転中の「ハイビーム使用」を呼びかけると報じられ、話題となっている。

ロービームで死亡事故が多発

読売新聞は21日、昨年1年間に発生した歩行者が夜間に道路を横断中に車にはねられた死亡事故のうち、96%の車のライトがロービームだったという調査結果を報じた。

この結果を受けて警視庁は、交通安全運動の重点項目として「ハイビーム」を使うように呼びかけるという。

照射範囲に倍以上の差

自動車のヘッドライトは通用、「ハイビーム」と「ロービーム」がある。

ハイビームは正式名が「走行用前照灯」で、照射距離は100メートル。「ロービーム」は「すれ違い用前照灯」という名称で前方約40メートルを照らす。

「ロービーム」は対向車がいる場合等に使う

使いわけとしては、ロービームは対向車や前を走る車がいる場合に使用することとされている。

ハイビームには使用規定はないが、照射範囲の広さや「走行用前照灯」という名称から通常の走行を想定したライトと考えられている。

車のライトは原則ハイビーム

山口県警はHP上で次のように案内。

トヨタ自動車の交通安全キャラクターも「普段はハイビームが正解」と説明している。

ハイローのライト切り替えをこまめに行うことで、夜間の歩行者や自転車を早期発見。

また、ドライバーの緊張感が保持されて居眠り運転の防止につながったり、歩行者に車の存在を素早く知らせることもできる。

ネット上には「まぶしすぎる」という声

しかし、ハイビーム使用を呼びかけるという報道を受けてネット上には戸惑う声が続々。

「ハイビームはまぶしい」とう声や「こまめすぎる切り替えは大変」という声、「自動で切り替えてほしい」という要望などが寄せられていた。

切り替え忘れでトラブルも

明るく交通量の多い都市部に住んでいる人などはロービームでの運転が常態化し、郊外や地方でもロービームのまま運転している人も見られるとか。

また、車のヘッドライトが明るくなって見えやすくなっている反面、眩しさも増加し、ハイビームの消し忘れや不適切な使用が原因でトラブルが発生するケースもあるという。

自動で切り替わるシステムが開発

このような問題を解消するために近年、自動でハイビームとロービームを切り替える技術の開発が急速に進められている。

トヨタ自動車三菱自動車などは、前の車や対向車のライトを認識してハイビームとロービームを自動で切り替える機能を開発。

プリウスやパジェロなどに搭載されている。

「自動ハイビームの義務化」検討も

政府は平成32年までに交通事故による死者数を2500人以下に減らすことを目指しており、さまざまな安全対策を検討。

国土交通省は考えられる具体的な対策の例として「自動ハイビームの義務化の検討」などを挙げている。

Posted: |Updated:

Text by 長澤まき

Ranking

All Categorys Ranking総合ランキング