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医療費削減も期待…2020年度からの「治療歴などの共有化」を目指す

fotolia

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政府が治療歴など「医療情報の共有化」に向けて動いている。

2020年の運用開始を目指す

厚生労働省は、医療機関や自治体などが別々に所有している「治療歴」や「健診結果」「服薬歴」など、国民の医療・保険・介護情報を共有する仕組み作りに取り掛かっている。

2020年度から運用をスタートする方針だという。

どこでも最適な治療を

過去の治療歴などの情報が共有できれば、突然の発作などでかかりつけ医以外の医療機関を受診する場合でも、最適な治療をすることが可能に。

また、個人から提供されたデータを蓄積することで、医学研究や医療提供体制の整備に活用することもできる。

医療情報の共有は以前から課題とされており、かつては個人が自らの医療・健康情報を電子的に管理・活用する「どこでもMY病院」という構想もあった。

医療費削減にもつながる

さらに、医療情報の共有は増え続ける「医療費」の抑制にも効果があるとも期待されている。

日本の医療費は年々増え続けており、2015年にはついに40兆円を突破。

「参議院」資料

参議院」資料

2025年度には54兆円になると推計されている。

残薬解消で、年間数千億円の医療費が削減

医療情報を一元管理して共有できれば、薬の重複投与を防ぐなど医療費を削減することができる。

現在、情報が共有されていないために、複数の病院から同じ薬効の薬の処方を受ける「重複投与」が発生しており、残薬の一因に。

残薬を削減できれば、年間数百億円~数千億円の医療費削減効果が期待されるという試算がある。

ネット上には「期待」する声

医療情報の一元化に向けた動きが進められていることを受けて、ネット上にはさまざまな反応がよせられている。

  • 良いと思う
  • 期待
  • 病院変わるたびに同じレントゲン取らずに済むし医療費だって少なくなる
  • お薬手帳とか不要になるし、煩雑な薬管理も削れる
  • ずっと思ってた。病院横断して情報共有してほしいと
  • 早く医療情報はオンラインで共有化すべき
  • 今すぐ始めてもいいんじゃないかと思うほどメリットがあると思う

情報漏洩を心配する声もあったが、「便利になる」と一元管理に賛成する声が多く投稿されていた。

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