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生活道路での事故減少を目指して…小型の「自動速度計測装置」を導入へ

fotolia

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ついに小型の「自動速度計測装置」が本格導入される。

今年度中にも「愛知県」で導入へ

時事通信は24日、愛知県警が今年度中にも「小型の自動速度計測装置」の運用をスタートすると報じた。

縦・奥行が50cmで横26cm、重さ約2.5kgの小型装置。三脚を立てて、生活道路など狭い道にも設置することができる。

市街地での交通事故死、先進国ワースト

小型の自動速度計測装置を導入するのは、生活道路での事故を減らすためだ。

日本では近年、交通事故による死傷者数は減少しているが、車道の幅が5.5メートル未満の道路での交通事故件数の減りは緩やか。

「警察庁」資料

警察庁」資料

交通事故による死者のおよそ半数が歩行中および自転車運転中で、その約半数が自宅から500メートル以内で死亡。

「国土交通省」資料

国土交通省」資料

人口あたりの歩行中・自転車乗車中の死者数は先進国最下位。市街地での死者数の割合も先進国中ワーストワンとなっている。

通学中の子供が巻き込まれる事故が相次ぐ

生活道路における人口当たりの交通事故を年齢別に見ると、子供や高齢者の事故率が高い。

死亡事故の発生確率が高いのは高齢者で、死傷事故の確率が最も高いのは小学生。

「国土交通省」資料

国土交通省」資料

生活道路が抜け道として使われているケースも多く、通学中の児童が交通事故に巻き込まれて死亡する痛ましい事故が毎年発生している。

「時速30km規制」など対策を実施

生活道路で多発する事故を受けて警察庁は、最高速度を時速30kmまでに規制する「ゾーン30」の速度規制を設けるなどの対策を実施。

2016年度末までに全国で約3000ヶ所の「ゾーン30」を目指して、整備を進めている。

さらに生活道路で使える「小型の自動速度計測装置」を導入することで、これまで難しかった生活道路での速度取り締まりを可能にして事故を減らす狙いだ。

ネット上には「日本全国で」という声

生活道路に小型自動速度計測装置が本格導入されることを受けて、ネット上には反響が続々。

  • すごく良いと思う
  • 賛成! 散歩してても、凄い勢いで真横を通過されて怖い
  • はよやって
  • 通学路など小学生などが多く通る道路で運用してほしい
  • 是非神奈川でも導入していただきたい
  • 全国でやってほしい

戸惑う声もあったが、「全国で導入してほしい」など賛成する声が多く見られた。

実証実験で効果

生活道路に小型の自動速度計測装置を設置することで、どれほどの効果があるのだろうか?

朝日新聞によると、埼玉県で2014年に行った実証実験では、11ヶ所中7ヶ所で自動車の平均速度が遅くなったという。

また、歩行者や運転者の約8割が「危険な速度で走る車両の減少に効果がある」と回答。7割超が「歩行者の安全に有効」と答えた。

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Text by 長澤まき

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