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1~2年後に「豆腐」が常温販売されるように?厚労省の決定に驚きの声

fotolia

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豆腐の「常温販売」が可能になる見通しとなり、衝撃が広がっている。

現在、法律で「冷蔵保存」と規定

豆腐の保存については現在、食品衛生法の規定に基づいて「冷蔵で保存しなくてはならない」という基準が定められている。

かつて豆腐の製造・保管中の不衛生が原因とされる腸チフスや赤痢などが発生したことや、ごくわずかでも細菌が生存していれば急激な増殖が起こる恐れがあることなどから、1974年(昭和49年)に定められた規定だ。

技術の進歩で「無菌充填」が可能に

この規定について「全国豆腐連合会」と「日本豆腐協会」は2014年、技術の進歩により常温保蔵可能な豆腐が開発されたことなどをあげて、改正を求める要望書を厚生労働省に提出していた。

「厚生労働省」資料

厚生労働省」資料

厚生労働省は要望を受けて議論した結果、規格基準を見直して「無菌充填豆腐」の常温保存を認める方針を決定。

今後、食品安全委員会の健康影響評価を受けた後、問題がなければ改正手続きを進める方針だとか。読売新聞によると、1~2年後には「豆腐の常温販売」が始まる見通しだという。

ネット上には「想像できない」という声

豆腐の常温販売が可能になることについて、ネット上には反響が続々。

中には「お豆腐好きだからうれしい」「楽しみ」と喜ぶ声もあるが、「違和感が」「大丈夫なの?」と驚き戸惑う声が多い。

長期保存試験で無菌状態を確認

豆腐を常温で保存・販売して、本当に大丈夫なのだろうか?

2015年度に無菌充填豆腐製品の長期保存試験を行ったところ、設定した6ヶ月と10ヶ月の賞味期限において陽性の検体は認められず、保存後のペーハーなどにもはっきりとした変化がなかった。

「厚生労働省」資料

厚生労働省」資料

十分な殺菌や適切な機器・包装容器の使用などの条件を設定することで安全性が確保され、「常温保存」できるという。

1986年から輸出、食中毒の報告ナシ

無菌的に充填した「無菌充填豆腐」は常温保存品として1986年(昭和61年)からヨーロッパなど諸外国に輸出されており、これまでに食中毒の報告もないという。

全国豆腐連合会は豆腐の常温保存・販売が可能になれば、冷蔵保存する必要がないので「エネルギー削減」に貢献するだけでなく、賞味期限が長いので「廃棄物削減」も期待できると説明。

また、災害時の緊急物資にもなり、非常時の重要なタンパク源にもなると述べている。

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Text by 長澤まき

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