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言葉の壁をなくせ!運転手と外国人客の「会話を翻訳するタクシー」を実証実験へ

fotolia

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「客と運転手の会話を自動翻訳するタクシー」の実証実験が都内で行われる。

都内で「自動翻訳タクシー」を実証実験

KDDIはタクシーに搭載した翻訳機が運転手と客の会話を自動で翻訳してくれる「翻訳タクシー」の開発を進めている。

「世界の『言葉の壁』をなくす」をミッションとした総務省のグローバルコミュニケーション計画の一環としての取り組み。

読売新聞の報道によると、今月20日~2017年3月まで東京都内で「自動翻訳タクシー」の実証実験が行われるという。

日本語⇔英語・中国語・韓国語

近年、訪日外国人の増加に伴って、タクシードライバーと外国人客の「言葉の壁」が課題となっている。

KDDIの自動翻訳タクシーは、国立研究開発法人情報通信研究機構が開発した技術を活用し、KDDIが構築した多言音声翻訳システムを搭載。

「KDDI」ニュースリリース

KDDI」ニュースリリース

客席と運転席に設置されたスピーカーを通して、日本語と英語・中国語・韓国語を相互翻訳する。

昨年11月~今年3月まで、鳥取の観光タクシーで翻訳システムの実証実験を行ったところ、およそ6割が「コミュニケーションが取れた」など好意的な回答をしたという。

あらゆるシーンで「言葉の壁」を無くす取組

政府は2020年の東京オリンピック・パラリンピック時に、世界から集う選手や観客などに「言葉の壁」を感じさせることなく「おもてなし」をするというビジョンを策定。

「総務省」資料

総務省」資料

「交通機関」や「街中」、「病院」「防災」などさまざまなシーンでの多言語翻訳の実現に向けての取り組みが進められている。

成田空港には来年1月から多言語翻訳サービス「メガホンヤク」が導入へ。

日本語を英語・中国語・韓国語に翻訳してくれる「メガホンヤク」は持ち運べるので、空港や駅など交通機関だけでなく、展示会やテーマパークなどさまざまな場所での活用が期待されている。

ネット上には「会話する必要がない」という声も

運転手と客の会話を自動翻訳してくれる「翻訳タクシー」を、世間の人々はどう考えているのだろうか?

ネット上には「乗ってみたい」「保育現場にも欲しい」という声がある一方で、「住所だけあればいいんだから、Googleマップのナビへの入力で一発」「会話の必要性がない」という声も。

観光タクシーのような客との会話が必要なシーンは別として、単に目的地に行くだけならスマホやアプリで目的地を指定すれば済むのではという指摘が複数よせられている。

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Text by 長澤まき

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