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【取材】なぜジーンズメイトを子会社化?ライザップに話を聞いてみた

「RIZAP」IRリリース

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ジーンズメイトがライザップグループの一員となる。

ライザップがジーンズメイトの親会社に

フィットネスクラブ「RIZAP」は16日、カジュアルウェアを販売する「ジーンズメイト」を子会社化すると発表した。

ジーンズメイトの普通株式を公開買い付けで取得し、ジーンズメイトの親会社になる予定。業績回復に向けたプランを作成し、グループ入り後、迅速に課題解決に取り組む。

「RIZAP」IRリリース

RIZAP」IRリリース

RIZAPグループのノウハウとリソースを投入し、早期のV字回復を実現するという。

ネット上で「何にコミットするんだ?」と話題に

ジーンズメイトを子会社化するというライザップの発表は大きな注目を集め、ネット上でも話題に。

「意外」「何でライザップとジーンズメイト?」「何の結果にコミットするんだ?」「痩せたらジーンズ無料とか?」「機能性の高いウェアを発売したりして」「ゆったりめのジーンズは売らなくなる?」「高級路線に?」「ダイエットとファッションを組み合わせてくるのかな?」「痩せる服とかでないかな」など反響が殺到している。

ライザップ「最も愛されるカジュアルブランドを目指す」

ライザップはジーンズメイト子会社化にどんなビジョンを持っているのだろうか?取材して聞いてみた。

—–ジーンズメイトの子会社化について、ネット上には「意外」と驚く声が寄せられています。ジーンズメイトの子会社化を決めた理由を教えてください。

当社グループは、当社及び連結子会社42社より構成され、「自己投資産業No.1」をグループビジョンとして掲げ、美容・健康関連事業、アパレル関連事業、住関連ライフスタイル事業、エンターテイメント事業を展開しております。平成18年5月には札幌証券取引所アンビシャス市場への株式上場を果たし、また近年においては、なかでも、美容・健康関連事業内のパーソナルトレーニングジム「RIZAP」が業績の牽引役となっており、また「RIZAP」のブランド力を活かした事業展開も促進しております。

また、当社は、業容を健康食品事業から、美容関連事業を含む業容へと拡大するとともに、他社とのアライアンスを含めた事業展開の可能性を模索するようになり、(中略)、アパレルとの親和性が高い住関連ライフスタイル事業にも進出しております。

一方、ジーンズメイト社のプレスリリースによれば、ジーンズメイト社の業績は、サブプライムローン問題に端を発した世界金融危機に伴う急激な景気悪化の影響により、平成21年2月期に最終損失、翌期には営業損失を計上するに至ったとのことです。このような経営環境を踏まえて、対象者は、平成28年9月下旬から他社との資本業務提携を含めた様々な選択肢の検討を開始するに至ったとのことです。かかる環境の下、当社及びジーンズメイト社は、当社グループとジーンズメイト社が一体となることにより、以下のような効果が見込まれると判断しております。

当社グループは、広告展開で豊富な経験やノウハウを有しております。その経験やノウハウを対象者のブランド力向上に活用することを検討しております。(中略)ジーンズメイト社の将来的な成長のためには、こうしたRIZAPのマーケティングノウハウを最大限活用した積極的な広告宣伝により、一気に顧客基盤を拡大していくことが必要であると認識しているとのことです。

また上述しましたように、当社グループには、アパレル・雑貨を扱う事業会社が多数存在します。人材やノウハウの交流により、店舗開発、商品・サービス開発、人材教育・育成等、共同で取り組むことも可能となると考えており、双方にとって新しく、かつ、より強固な事業展開ができるものと想定しております。

—–子会社化で「ジーンズメイト」は、今後どのように変わりますか?

ジーンズメイト社にとっては、本業務資本提携の結果、過去の繰越損失により減少した自己資本の強化や、成長のための投資資金を同時に確保することが可能となります。これらにより、当社は、ジーンズメイト社の経営基盤を整え、ジーンズメイトが日本で最も愛されるカジュアルブランドとなることを一緒に目指したいと考えております。

—–コラボ商品を発売する予定はありますか?

現状、公表させていただいていること以外、決まった取り組み等はございません。

—–今後のビジョンを教えてください

引き続き「自己投資産業№1グローバルブランド」を目指して、RIZAPグループとして掲げている中期経営計画を1年でも早く達成できるよう、業務に邁進して参ります。

ライザップグループの経験やノウハウを活かして、ジーンズメイトを「日本で最も愛されるカジュアルブランド」にすることが目標だという。

相互送客で業績拡大へ

ライザップはこれまでにも、マタニティ服の「エンジェリーベ」や雑貨ショップ「パスポート」など複数の企業を子会社化。

「RIZAP」IRリリース

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グループ入り後は、グループ各社の強みを生かしたリブランディングや商品開発等を積極的に実施。相互送客で各セグメントにおける業績拡大を目指しているという。

「RIZAP」IRリリース

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また、グループ各社の商品を株主優待に用いることでブランド認知度を向上させてグループ間の相互送客を促進し、グループ全体の業績向上に繋げている。

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