シェア

怖い?問題ない?入れ墨での「公衆浴場」利用を巡りネット上の意見が真っ二つ

fotolia

fotolia

銭湯や温泉といった公衆浴場での「入れ墨」について、議論が起こっている。

政府「入れ墨を理由に制限されない」

読売新聞は22日、政府が「入れ墨だけを理由として、公衆浴場の利用を制限されない」とする答弁書を決定したと報じた。

民進党の初鹿明博衆院議員が今月13日に提出した「入れ墨がある人の公衆浴場での入浴に関する質問主義書」に対する回答だという。

ホテル・旅館の約56%が「お断り」

日本の温泉や銭湯には「入れ墨(刺青)・タトゥーお断り」としている施設が多い。

観光庁が2015年に行った調査によると、全国のホテル・旅館約600施設のうち、約56%が入れ墨のある人の入浴をお断り。

約13%はシールで隠すなどの条件付きで入浴を許可しており、お断りしていない施設は約31%だった。

「法律上、入浴を拒めないのでは」と質問

初鹿明博議員は「伝染性の疾病にかかっている者は、入浴を拒まなければならない」「公衆衛生に害を及ぼす虞のある行為をしてはならない」とは法律で規定されているが、それ以外に入浴を制限する規定は存在していないと主張。

しかし、入れ墨を理由に入浴を断っている公衆浴場があるとして、「それだけを理由に入浴を拒むことはできないのではないか」と政府に回答を求めていた。

ネット上には「威圧感がある」という声も

政府の「入れ墨だけを理由に、公衆浴場の利用は制限されない」という見解を受けて、ネット上には反響が続々。

「良い判断」「入れ墨=悪い人というイメージは間違っている」「問題ない」など、賛同する声があるが。

一方でこんな声も。

「冗談じゃない!怖くてサウナ入れない」「くつろぎに来たのに…ヤだな」「威圧感」「いて嬉しいものでもない」「気分的に嫌」「迷惑な話」など反対意見も多い。

「タトゥーシール」を活用している施設も

2020年に東京オリンピックを控えて日本を訪れる外国人が増加しているのに伴い、入れ墨やタトゥーへの入浴制限を緩める動きが広がっている。

各地でホテルなどを運営する星野リゾートは2015年にタトゥーを隠す「タトゥーカバーシール」の試験運用をスタート。

8cm×10cmのシール1枚でタトゥーをカバーできる場合に限り入浴できるという試みで、シールを希望者に無料配布している。

観光庁「入浴時間を工夫」など対応策を紹介

観光庁は入れ墨に関して「国による文化的な違いもあるので全ての人を満足させる一律の基準を設けることは困難」としつつも、次のような見解を説明。

「シール等で覆う」「入浴時間を工夫する」「貸切風呂等を案内する」などの対応事例を取りまとめ、それを参考としてそれぞれの施設で対応改善するように促している。

Posted: |Updated:

Text by

前の記事を見る

次の記事を見る

注目の記事

Ranking