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【取材】保育園の「不承諾通知」を1万円分で買取り!画期的なキャンペーンに込める思いとは

Kidsline_colors/Instagram

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保育園からの「不承諾通知」を買い取るキャンペーンが行われ、話題になっている。

保育園の合否通知がピークに

2月、保育園からの入園選考結果通知がピークを迎えている。

ネット上には「無事、決まった」「ダメだった…」など選考結果に関する投稿が相次ぐ。国は待機児童の解消を目標に保育施設の整備等を急いでいるが、都市部を中心に待機児童問題が終息する気配はまだない。

そんな中、ベビーシッターや一時保育などを手掛ける企業・キッズラインが「不承諾通知を買い取るキャンペーン」を始めた。

「不承諾通知」1万円で

キッズラインは2月17日から、保育園に落選した人の不承諾通知を1万円分で買い取る「保活ママ救済キャンペーン」をスタートした。

「キッズライン」提供

提供:キッズライン

認可保育園の入園申込で「不承諾通知」を受け取った応募者全員に、ベビーシッターマッチングサービス「キッズライン」の初回利用ポイント1万円分を贈る。

実施期間は3月11日まで。詳細は「保活ママ救済キャンペーン」HPに書かれている。

ネット上で「粋な計らい」と話題に

同社のキャンペーンは話題となり、ネット上でも大きな反響がある。

「保育園落ちたので応募します!」「ありがたい」「素晴らしいですね」「これは響く」「粋な計らい」「使ってみたい」など、多くの声が寄せられている。

キッズライン「社会をちょっとでも明るくしたい」

画期的なキャンペーンはどのようにして生まれたのか。同社に詳細を聞いてみた。

—–「不承諾通知の買い取り」を思い付いたキッカケや背景を教えてください

まず、ママたちの絶望感を丸ごと引き受けたいと思ったからです。

ソーシャル上で「保育園落ちた」「復職できない」「待機児童何とかして欲しい」など悲痛な叫びが溢れていたので、そんな社会の流れを「え、不承諾通知1万円分で買い取ってもらえるんだ!」と、ちょっとでも明るくしたいと考えました。

私たちのベビーシッターサービスを無料で使ってもらうことで、ママにリフレッシュしてもらえたら嬉しいと。

また、この活動が政府や自治体の担当者に届けば、待機児童問題の解消が早まると思いました。

保育園は近隣住民の反対や保育士の確保もあり、開設には限界があります。しかし、弊社が取り組む潜在保育士を活用したベビーシッター保育なら、「すぐに解決できるかも!」と知ってほしいという思いがありました。

—–認可保育園から不承諾通知を受け取った人なら、誰でも利用できるのですか?

はい。これまで当社を使ったことがなくても、不承諾通知をお持ちの方ならどなたでもご利用いただけます。

—–ポイントではまかなえない利用者負担の費用などは発生しますか。利用料の総額が1万円に満たない場合は、すべてポイントで支払って利用者の負担はゼロ(0円)になるのでしょうか?

はい、そうです。

入会金や年会費は必要ないので、1万円以内であれば、即日からご利用いただけます。

逆に余ったポイントは4月30日まで何度でもお使いいただけます。通常利用だとシッター利用2〜3回分に相当し、キッズラインのサービスであれば、ベビーシッター、家庭教師、家事代行などにも使えます。

「キッズライン」提供

提供:キッズライン

—–キャンペーン発表後の反応は?

ツイッターなどでも多くの反響をいただき、21日現在、不承諾通知が50通以上届きました。

 

写真には「海底に沈んだ気分になった」「今後どうなるか不安」など保活をしている保護者らからの悲痛なメッセージも添えられている。

保育園至上主義が変わってほしい

—–「不承諾通知の買取キャンペーン」に込める思いを教えてください

日本の「保育園至上主義」が少しでも変わるといいな、という気持ちもあります。

保育園に入れないと、「日本が死ぬ、保育園に入れない」と、すべてが終わりだ。そんな思考停止から「ベビーシッター保育もいいね」という、選択肢の広がりのキッカケになればと思っています。

保育園を開設しようとすれば、近隣住民が反対したり、激務で保育士さんたちがどんどん辞めてしまったりする。

もし預けられたとしても、送迎が電車でベビーカーを使うと迷惑がられたり、子供が病気になれば、保育園に連れて行けなかったり、すぐに呼び出しが掛かったり…。ハコモノだけの解決方法は、スピード感にもキャパシティーにも限界があると思っています。

そんな状態を少しでも進化させたいと、私たちキッズラインは1時間1000円〜、24時間ネットやスマホで即日予約手配も可能な、保育者の顔や口コミが見れるベビーシッターサービスを展開しています。

このサービスは、多くの方が利用すればするほど便利に広まっていくサービスでもあります。

今回のキャンペーンを通じて、アメリカやフランスのように、もっとリーズナブルで手軽に、安心して使える「ベビーシッター保育」の手法が広まって、日本がより子供を産み育てやすい環境になるように、そして「子供の笑顔を増やしたい」と考えています。

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