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「電気加熱式タバコ」もNG!「受動喫煙対策」案が物議を醸す

fotolia

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「電気加熱式タバコ」も受動喫煙防止対策の規制対象とする案が出され、衝撃が広がっている。

受動喫煙防止策を強化へ

厚生労働省は1日、「受動喫煙防止対策の強化」についての新たな案を公表した。

それによると「飲食店は主に酒類を提供する小規模なバー・スナック等を除いて屋内禁煙」に。

また、違反者が指導や命令に従わない場合には30万円以下の過料を、施設管理者が命令に違反した場合には50万円以下の過料に処すという。

「電気加熱式タバコ」もいったん規制対象に

さらに、規制対象とする「たばこ」の範囲については、「紙巻きたばこ」や「葉巻」など燃焼して使うものに加え、電気加熱式たばこ等も規制する「たばこ」の概念に含めると記載。

「厚生労働省」資料

厚生労働省」資料

その上で、健康影響が明らかでないものを政令で規制対象から除外可能な形にするという。

日テレNEWS24は、JTの「プルームテック」やフィリップモリスの「アイコス」なども規制対象になると報じている。

受動喫煙対策で「電子タバコ」が人気

近年、受動喫煙対策の広がりを受けて、燃焼による煙が出ずニオイが少ない「電気加熱式たばこ」等の人気が高まっている。

フィリップモリス社が販売している加熱式たばこ「iQOS(アイコス)」は国内市場シェア7%に達する異例の売れ行き。

今年2月には、日本たばこ産業(JT)が無煙たばこ「プルームテック」を6月から東京で販売、2018年上期に全国販売を始めると発表し、大きな話題となった。

日本禁煙学会「使用を許すべきではない」と要望

しかし非燃焼・加熱式たばこについて今年2月、日本禁煙学会と日本対がん協会などが連名で塩崎厚生労働大臣あてに「規制すべき」という要望書を提出した。

そこには「加熱式電子たばこでも、紙巻きたばこを吸った場合と同等量のニコチンが呼気に含まれる」ことや、「WHOの報告書で電子たばこのペイパー中のニッケル等の重金属濃度が紙巻きたばこ副流煙よりも高いと明らかになっている」ことなどが記されており、次のように提言。

アイコスやプルームテックなどの「加熱式電子たばこ」は、すべて「たばこ規制枠組み条約(FCTC)」で規制されるたばこ製品にあたり、その使用を推奨する発言は明確な国際条約違反になるという。

ネット上の反応は賛否両論

受動喫煙対策の強化が注目を集める中、「電気加熱式たばこ」等もいったん規制するという案が出たことを受けて、ネット上には反響が続々。

「普通に考えて当たり前」「まぁ臭いしな」「余計なトラブル増やさないためには、そのほうがいい」と賛同する声があるが。

一方で「うわぁ、ひどい」「規制しすぎじゃない?」「アイコスに変えた意味ない」「煙が出なくてもダメなのかよ。魔女狩り…」「一気に攻めすぎ。反動が怖い」という声も。

賛否両論の意見が投稿され、物議を醸している。

健康影響が明らかになるまで数十年?

今回公表された厚労省案には「電気加熱式たばこ等はいったん規制対象とし、健康影響が明らかでないものを除外可能な形とする」と記されている。

加熱式電子たばこがもたらす健康影響が明らかになるまでに、いったいどれくらいの時間がかかるのだろうか?

日本禁煙学会の要望書には、次のような記述が。

アメリカや欧州諸国でも、電子たばこに対する規制強化や課税の動きが出てきているという。

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