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【取材】ヤマトさん、朗報です!宅配ボックスで再配達率が49%→8%に大幅減

「パナソニック」プレスリリース

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「宅配ボックス」の驚くべき効果が発表された。

「宅配ボックス」で再配達率が49%→8%に

パナソニックが先日「宅配ボックス実証実験」の中間報告を行い、宅配ボックス設置で再配達率が49%から8%に減ったと発表した。

「パナソニック」HP

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299回の再配達を削減できたという。

あわら市の106世帯で実証実験

実験は福井県あわら市の共働き世帯(106世帯)を対象に行われている。

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モニター宅に、パナソニックの宅配ボックス「COMBO(コンボ)」を設置。

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宅配業者は配達時、不在だったら宅配ボックスに荷物を入れる。受領印は自動で捺印。

受け取り側は配達時間に家にいなくても、好きな時に宅配ボックスから荷物を受け取ればいい。

特殊キーを使っているので、ピッキングでの解錠は困難だという。

「CO2」削減にも効果

モニター世帯で宅配ボックス実証実験を行ったところ、10月には49%だった再配達率が12月は8%まで減少。

「パナソニック」プレスリリース

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再配達が減ったことで、宅配業者の労働時間が約65.8時間減、CO2が約137.5kg削減できたという。

ネット上に「標準装備してほしい」という声

宅配ボックスの設置で再配達率が49%→8%に激減したという発表は話題となっており、ネット上にも反響が続々。

「凄い」「これいいな」「神か」「ヤマトさん、朗報ですよ」「めちゃ便利」「郵便受けのように、標準装備にして欲しい」など、様々な声が寄せられている。

パナソニック「再配達がないまち」を目指す

パナソニックはどのような思いを込めて「宅配ボックスの実証実験」を行っているのだろうか?

取材を申し込んだところ、責任者である外廻り設備商品推進課課長が質問に答えてくれた。

—–宅配ボックスの実証実験を行う背景を教えてください

宅配ボックスの住宅設置を促すことで再配達抑制を推進するパナソニックの目的と、あわら市が進める「働く世帯応援プロジェクト」の考えが合致したため、今回の実証実験をスタートしました。

「パナソニック」プレスリリース

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ネット通販の拡大で宅配便の量が急増。

国土交通省によると、宅配便配達の走行距離のうち25%は再配達で、CO2排出量増加や生産性低下など大きな社会的損失が発生しているとか。

ヤマト運輸の労働組合が対応しきれないとして「荷物の引き受け抑制」を要求するなど、再配達を含む宅配サービスは社会問題に。

パナソニックは「再配達がないまち」を目指しているという。

「生活パターンを変えなくていい」と好評

宅配ボックスの評判はどうだったのだろうか。

—–実証実験の中間発表で再配達率が49%から8%と大きく減少しましたが、宅配業者や利用者からの反応は?

まだ中間発表直後の為、宅配業者からの反応は確認できておりませんが、ある利用者様からは「宅配ボックスによって、生活パターンを変えることなく暮らすことが何よりありがたい」というお声を聞いております。

宅配ボックスがあれば、時間指定なしでいつでも荷物を受け取れ、配達時間を気にせずに好きな時間に外出することが可能に。

「パナソニック」プレスリリース

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特に忙しい共働き家庭にとっては、助かる設備だ。

宅配ボックスの販売量が約2倍に

宅配便の急増による宅配業者の負荷が社会問題となっている中、宅配ボックスへの関心は高まっているのだろうか。

—–ネット通販の利用拡大で宅配便の量が急増しています。宅配ボックスの設置依頼や問い合わせ状況は?

詳細はお答えできませんが、販売量は対前年で約2倍近い伸びを示しております。

一般の方からの問い合わせは、1月実績でいうと前年比 前月比とも約3割以上の伸びを示しております。また、おかげさまで、各メディアからの取材依頼が大幅に増えております。

—–宅配ボックスの設置には、どれくらいの時間と費用がかかりますか?

設置方法にもよりますが、今回のあわら市のプロジェクトにおいては約30分程度です。

「パナソニック」プレスリリース

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設置費用については、現場の状況に応じて工務店や工事会社が見積もりをし、その工事内容等で異なるためにメーカーでは応えることができないという。

「ストレスなく宅配物を受け取れる世の中へ」

最後に、宅配ボックスでどのような社会を目指しているのか質問してみた。

—–「宅配ボックス」に込める思いやビジョンを教えてください。

住宅だけにとどまらず、人々が行き交う建造物すべてに、宅配ボックスが標準で設置されることで、再配達が減り、労働力が保たれ、環境負荷低減に寄与し、さらに人々がストレスなく宅配物を受け取れる世の中を実現することが我々のミッションと考えております。

社会問題となっている「物流業者の負担・環境問題」を削減するだけでなく、「ストレスのない社会の実現」も目指しているという。

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