シェア

【取材】なぜオッサンを募集?第4新卒採用を始める「森下仁丹」に話を聞いてみた

「森下仁丹」提供

「森下仁丹」提供

老舗企業「森下仁丹」(本社・大阪市)が、性別・年齢を問わず人材を募集する「第4新卒採用」を始めると発表し、注目を集めている。

明治26年創業の老舗企業「森下仁丹」

森下仁丹は明治26年に大阪で薬種商「森下南陽堂」として創業。

「森下仁丹」提供

「森下仁丹」提供

社名の由来でもある「仁丹」や「体温計」からスタートした。

「森下仁丹」提供

「森下仁丹」提供

「森下仁丹」提供

「森下仁丹」提供

今では仁丹で培った技術を発展させ、継ぎ目のないシームレスカプセルの技術を核に、食品や医薬品、レアメタル回収カプセルなど幅広い事業を展開している。

「第4新卒採用」としてマネージメント職を募集

そんな同社が、新たに性別・年齢を問わず、挑戦し続ける人材を募集する「第4新卒採用」を始めると発表した。

「森下仁丹」

「森下仁丹」提供

募集するのは、食品・医薬品の営業や開発、製造および新規事業開発に関するマネージメント職だ。

「オッサンたちへ」と動画で呼びかけ

第4新卒採用を始めるにあたり、「オッサンたちへ」「いつからだろう」というタイトルの動画を公開。

「案外、オッサン達がこの国の希望かもしれない」「オッサンも変われば、この国も変わるのかもしれない」と呼びかけている。

ネット上で「面白い」と話題に

老舗企業の新しい取り組みはネット上で話題に。

「面白い」「挑戦し続けるのに年齢は関係ない」「カッコイイ」「オッサンがんばれ」「もっと広まって欲しい」など多くの反響がよせられている。

森下仁丹「中高年の働き方改革」を提案

なぜ「第4新卒採用」を始めるのか、聞いてみた。

—–第4新卒採用を始める背景や理由を教えてください。

単なる転職ではなく、第二の人生をこの会社に懸けるというくらいの気概のある人を採用したいとの思いからこの採用を検討するに至りました。

多様な働き方の推進が加速していますが、高齢化社会の日本において、中高年の働き方改革を推進する提案があってもいいと考え、活動することにしました。

—–「第4新卒」というネーミングがとても印象的です。誰が思いついたのですか?

中高年の採用活動を検討する中で、社内で「第2新卒という言葉があるなら、第3新卒」と話していたのですが、第3新卒はすでに定義があることがわかり、結果、第3の次の「第4新卒」というネーミングに落ち着きました。

ちなみに、卒業後1~3年で25歳前後の若年層が「第2新卒」、大学院の博士課程に在籍または修了した25歳以上の就労経験がない層が「第3新卒」と呼ばれている。

「強い熱意」を持った人材からの応募を期待

次に、「第4新卒」の採用計画について質問。

—–募集人数は?通年採用ですか?

始めから人数を固定した採用活動を行うのではなく、当社の必要とする人であれば入社をお願いします。今後も毎年継続して行います。

—–どのような人に応募してほしいですか?

創業124年の老舗企業の森下仁丹の挑戦に共鳴し、改革のスピードを一緒に上げてくれる強い熱意、経験、能力をもった人材を年齢性別問わず応募お待ちしております。

森下仁丹では全体の5割が中途採用

第4新卒の募集にどのような効果を期待するのか。考えやビジョンを聞いてみた。

—–日本ではまだまだ「新卒一括採用」が主流ですが、どう考えていますか?

弊社は新卒一括採用が慣習化しているのではないかと考え、中途採用を早くから積極的に行っており、成果はあったと考えています。

森下仁丹では現在、全体の5割ほどを中途採用が占められているという。

—–中途採用を増やし、どのような効果が出ていますか?

新しい血が入ることで組織が若返ります。様々な人材の化学反応からイノベーションが生まれます。

もちろん生え抜きだけの組織とは違いますから、価値観も違い衝突も少なくないですが、そういった躍動感ある状態でないと会社の活気は生まれないと考えております。

—–第4新卒採用に込める思いやビジョンは?

仕事を定年までの働きではなく、第2のキャリアとして考える方には、活躍できる場所が森下仁丹にはあります。

豊富な人生経験やビジネス経験を持つだけでなく、新卒のときのようなフレッシュな気持ちで門をたたいてくれる方、ぜひご応募ください。

社会人としての経験を十分積んだ後も仕事に対する情熱を失わず、次のキャリアにチャレンジしようとする人材を性別・年齢を問わず採用していく、それが「第4新卒採用」だ。

Posted: |Updated:

Text by

前の記事を見る

次の記事を見る

注目の記事

Ranking