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「分身ロボット」で結婚式に遠隔参列!未来すぎるサービスについて聞いてみた

「オリィ研究所」プレスリリース

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結婚式に「分身ロボット」で参加できるサービスが始まった。

「分身ロボットOriHime」で結婚式に参加

「結婚式に招待されたけど遠すぎて行けない、体の調子が悪くて行けない…」と泣く泣く参列を諦めたことがある、という人もいるのではないだろうか?

そんな悩みを解決してくれるサービスが登場した。

オリィ研究所は先日、分身ロボット「OriHime」で結婚式への参加を可能にする「OriHimeブライダルサービス」をスタート。

「オリィ研究所」プレスリリース

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OriHimeがあなたの分身となって、結婚式に参加する。

ネットで遠隔操作、拍手や挨拶も

分身ロボットOriHimeは、カメラやマイク、スピーカーを内蔵しており、「操作する人の分身」に。

「オリィ研究所」プレスリリース

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操作者はiPadやパソコンなどを使ってインターネット経由で遠隔操作。

「オリィ研究所」提供

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視界を自由に動かしてリアルタイムで周囲の人とおしゃべりをしたり、写真機能で見ている映像を写真に残すことも可能。

「オリィ研究所」提供

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また、「拍手」から。

「オリィ研究所」提供

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「なんでやねん」まで、様々なジェスチャーで気持ちを表現。

「オリィ研究所」提供

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そこにいる感覚を味わえて、本当に参列しているような思い出をつくることができる。

お客様からの要望がキッカケ

ロボットを使って結婚式に遠隔参列というサービスは、どのようにして生まれたのか?オリィ研究所に聞いてみた。

—–結婚式に分身ロボットで参列というサービスを思い付いたキッカケを教えてください

もともとOriHimeは病気の人が分身の姿で家に帰ったり、学校に行ったりすることを目的に開発されました。

しかし、メディアなどでOriHimeを見られた方が、「これは結婚式につかえるのではないか」と考えられたのか、「友達の結婚式にOriHimeで参加したい」というお問い合わせをいただきました。

そのため、OriHimeブライダルサービスは社内から思いついたアイディアではなく、お客様からのご要望がきっかけとなっています。

「オリィ研究所」提供

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分身ロボットOriHimeは他にも、病気療養中の人の「遠隔出社」や、重い病気を抱える子供の「遠隔授業」などに使われている。

結婚式での利用についてはこれまで個別対応していたが、問い合わせが多くなってきたので正式なサービスになった。

「その人を思い浮かべられる」デザインに

分身ロボットOriHimeはどのように開発されたのだろうか。

—–開発にあたり、苦労したことや工夫したこと、こだわったことは?

「その人を思い浮かべられる」デザインに力をいれました。

例えば、いま流行りのロボットの多くは可愛らしかったり、かっこよかったりとそのロボット自身がキャラクターを持っています。

しかし、OriHimeは人が操作するロボットですので、子供が操作しても、おじさんが操作しても、おばあさんが操作しても違和感を持たないデザインにする必要がありました。

そこで、伝統芸能の能面から着想を得て、一見無表情にみえるけれど、いざ動き出すとそこに様々な感情やその人のパーソナリティが見られるようなシンプルなデザインにしました。

「オリィ研究所」提供

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—–分身ロボットを「OriHime」と名付けた理由は?

「会いたい人に会えない人が、会えるようになる」という思いを込めて、七夕の神話から名前をとりました。

「存在感の伝達」がコンセプトだという。

新婦が急遽入院し、OriHimeで式に参加したケースも

分身ロボットOriHimeはどのようなシーンで活躍しているのだろうか。

—–既に結婚式での利用例があるそうですが、利用者の感想は?

皆様とても喜んでいらっしゃいます。
例えば、海外から結婚式に参加した方は、久しぶりに同窓生とお喋りができ、新郎新婦にもお祝いが言えたと好評でした。
また、新婦さんが急な入院が理由で結婚式にOriHime参加をしたケースでは、「本当に結婚式に参加した気分が味わえた」「来場者の方もそこに自分がいるかのように扱ってくれた」と高い評価をいただきました。

他にも「新郎新婦の祖母が山口県に住んでいて、遠方で参加できないのでOriHimeで参列」したケースや「新郎の大親友がアメリカからOriHimeで東京の式に参加」したケースなどがあるそうだ。

「存在感を伝える」ことができる未来へ

最後に、分身ロボット「OriHime」に込める思いや今後のビジョンを聞いてみた。

—–他にも「遠隔授業」や「遠隔出社」などでも利用されているようですが、今後どのような分野で活用させたいと考えていますか?

今、一番力を入れているのは「遠隔出社」の分野となります。

今までOriHimeを使いたいとおっしゃられたユーザーの方の多くが「今は働けなくなってしまったが、まだ働きたい」と訴えていらっしゃいました。

OriHimeを使ったテレワークが「普通のこと」になることで、今は寝たきりで働くことができない方も、その能力を世の中に活かせるようなシステムが出来上がってくると考えています。

また、営業随行や受付での利用、高齢者の見守りや遠隔カウンセリングなど様々な使い方での問い合わせを頂いておりますので、それぞれの分野で活用も促進させていきたいと思います。

—–分身ロボット「OriHime」に込める思いを教えてください

今までは、情報に価値のある世界でした。

しかし、情報を伝達することを重視したツールでは効率が重視され、「一緒にいる感覚」は削ぎ落とされてしまいがちです。

たとえば、電話やテレビ電話では用件がないとそもそも使わず、話す事がなくなったら切ってしまいます。

話さなくても家族が同じ空間にいる感覚や、一緒にお花見をする一体感など、それらはなかなか伝えることはできませんでした。

一方で、OriHimeは「存在感」を伝達します。

OriHimeを使ってあたかもそこに行った気分になり、自由に周囲を見回し、モーションで感情を表現し、体験を共有することができます。

私たちはOriHimeを通して、身体的問題や距離的問題にかかわらず、会いたい人に会え、行きたいところにいけ、社会に参加できる、そんな未来をつくっていきます。

「オリィ研究所」提供

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距離や身体的問題を克服し、会いたい人に会え、行きたいところに行ける未来を実現するという。

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