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国内初の「ネット炎上保険」なぜ誕生?損保ジャパンに話を聞いてみた

「損害保険ジャパン日本興亜」提供

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損害保険ジャパン日本興亜(損保ジャパン日本興亜)が発売した国内初の「ネット炎上保険」が話題になっている。

広報担当者に話を聞いてみた。

「ネット炎上保険」が発売

同社は6日、ネット炎上を補償する保険「ネット炎上対応費用保険」を発売した。

「損害保険ジャパン日本興亜」提供

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企業を対象に、SNS等でネガティブな情報が拡散、またはその恐れが生じた場合に、原因調査や拡散防止、メディア対応等に掛かる費用を幅広く補償。

「損害保険ジャパン日本興亜」提供

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支払い限度額は1000万円で、年間保険料は50~60万円程度。

同社によると、ネット上の炎上を対象にした保険は国内初だという。

ネット上で「その考えはなかった」と話題に

ネット炎上保険は注目を集めており、まさにネット上で話題に。

「時代だねー」「必要かも」「その考えはなかった。素晴らしい」「良いところに目を付けた」「試しに入ってみようかな」「個人向けないのか?」など、多くの反響が寄せられている。

過去5年間で炎上が10倍に

ネット炎上保険はどのように生まれたのか。損保ジャパン日本興亜に聞いてみた。

−−ネット炎上を補償する保険が誕生した背景は?

過去5年間で炎上件数が10倍に増加しており、またネット炎上時に適切な対応が取れずに被害が拡大し、業績や株価にまで影響する事例が発生していることから、商品化の検討を行ったものです。

「損害保険ジャパン日本興亜」提供

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−−炎上した場合、どのような被害が発生しますか?

一般的に1カ月で300万円程度が掛かり、3カ月以内に収束することが多いです。

「損害保険ジャパン日本興亜」提供

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ネット炎上が起こると、企業のイメージ低下だけでなく原因調査や超過勤務、コールセンター設置やメディア対応などさまざまな費用が発生する。

これまでにも、販売した製品に異物が混入している写真がTwitter上にアップされ拡散したケースや、CMにセクハラとの非難が集中して放送中止になるなど炎上事例がある。

株価にまで影響を与える事例もあり、企業にとって経営を揺るがしかねないリスクがある。

発売初日から数十件の問い合わせ

−−ネット炎上対策保険への対して反応は?

本日発売ですが、すでに全国から、また中小企業から大企業まで数十件規模でお問い合わせをいただだいております。

取材した発売日(3月6日)の14時時点で、すでに数十件の問い合わせが来ているという。

「個人向け」炎上保険の発売予定は?

ネット上には「個人で入れるのかな?」「個人向けの小規模対策パッケージも商品化してほしい」という声が複数投稿されている。

個人向けの炎上保険を発売する計画はないのだろうか。

—–個人向けのネット炎上保険を発売する予定はありますか?

ありません。

個人向けのネット炎上保険を発売する予定はないという。

「ニューリスクに有効に活用してほしい」

同社は「ネット炎上保険」に込める思いを次のように語った。

ネット炎上時は、企業のブランドイメージを失墜させないために、いかに適切に早く対応できるかが重要です。

本商品は、補償だけでなく、炎上発生時の早期対策をコンサルティングするサービスを付帯している点に特徴があります。

企業が、時代の変化とともに新たに抱えるニューリスクに対し、有効に活用いただければと考えています。

ネット炎上の原因は「企業の不手際」や「従業員の不適切行為」「顧客のクレーム」「競合社のネガティブキャンペーン」など多岐に渡るため、企業側がネット炎上を完全に防ぐことは困難だと言われている。

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