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【取材】ついに東京メトロの地下鉄全車両に70億円をかけて「防犯カメラ」設置へ!詳しく話を聞いてみた

fotolia

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ついに地下鉄の車両に「防犯カメラ」が設置される。

東京メトロ、来年度から順次「車両にカメラ」

東京地下鉄(東京メトロ)は3月14日、「全車両内へのセキュリティカメラ設置を推進する」と発表した。

「東京地下鉄」発表

出典元:東京地下鉄プレスリリース

2018年度から順次、車両の乗降ドアの上部に防犯カメラを配置。

「セキュリティカメラ作動中」と記載したステッカーを掲出し、周知する。

「東京地下鉄」提供

「東京地下鉄」提供

都営地下鉄も「天井」に順次設置

同日には東京都交通局も8月以降、都営地下鉄の全車両に防犯カメラを設置すると発表した。

「東京都交通局」報道発表

東京都交通局」報道発表

車両更新に合わせて、順次天井部に防犯カメラを設置する。

「セキュリティ強化」のため

地下鉄での防犯カメラ設置は、犯罪行為の未然防止やテロ対策などさらなる「セキュリティ向上」のため。

東京メトロによると、これまで駅構内への防犯カメラ設置や警備員巡回などさまざまな取り組みを通じてセキュリティ向上に努めているが、「つり革の盗難」や「座席シートへのいたずら」など車内での犯罪行為がたびたび発生しているという。

ネット上は「痴漢の冤罪防止に」と歓迎

防犯カメラ設置のニュースはネット上でも注目を集め、反響を呼んでいる。

なかには「なんかいやだ」「このまま監視社会に突入していくのか」「画像流出やハッキングはやめてね」など、抵抗を感じるという声もある。

しかし、「すごくありがたい」「防犯が進めばよいですね」「これで痴漢とか、痴漢冤罪も減ればサラリーマンも安心」「早く全国に広めるべき」など歓迎する声が多い。

東京メトロ「トラブルが後を絶たない状況」

そんな注目の「地下鉄全車両への防犯カメラ設置」について、東京メトロに詳しく聞いてみた。

—–全車両にに「セキュリティカメラ」を設置しなければいけないほど、車内での犯罪行為は深刻なのですか?また、「つり革盗難」や「座席シートへのいたずら」の他にどのような犯罪行為が?

痴漢や第三者を非難するシールの貼り付け等の軽犯罪が発生しております。

また、犯罪まで発展することはあまりございませんが、お客様同士のトラブル等も発生しており、これらの事象が後を絶たない状況です。

近年、駅員への暴力行為が全国で深刻な問題となっている。

国土交通省の発表によると、鉄道係員への暴力行為は2014年度に全国で887件が発生。

2016年には、トラブルが多発している状況を受けてJRや東京都交通局、ゆりかもめなど複数の鉄道事業者が共同で「暴力行為防止ポスター」を制作した。

—–各地で駅員や乗務員などへの暴力が問題ですが、東京メトロでは?

東京メトロでも駅員への暴力行為は少なからず発生しております。

 

「JR」リリース

JR」リリース

1週間は保存し、状況確認に使用

地下鉄全車両への防犯カメラ設置は、私たちの生活にどう影響するのだろうか。

—–撮影した映像の管理や用途、保存期間について教えてください。

映像を見られる社員を限定し、厳重に管理します。

カメラの詳細仕様については今後決定していきますが、保存期間については少なくとも1週間は保存できるような仕様を考えております。

犯罪発生やトラブル発生時の状況確認のために使用いたします。

「東京地下鉄」提供

「東京地下鉄」提供

—–カメラの設置で、どのような効果があると考えますか。

犯罪の抑止力が向上すると考えています。また、犯罪発生時の把握力が向上すると考えています。

費用は70億円、「安心感の向上に」

全車両への防犯カメラ設置に、どのくらいの費用がかかるのだろうか。

—–全車両への設置に掛かる期間と費用の見通しは?

日比谷線、丸ノ内線は平成30~34年度、銀座線は平成31~34年度にかけて設置していく予定です。その他の路線は可及的速やかに設置いたします。

費用は70億円程度を見込んでいます。

—–最後に、全車両のカメラ設置に込める思いを教えてください。

駅構内などと同じく、車内においても『犯罪抑止力向上』、『犯罪発生時の状況把握力向上』を図り、様々なセキュリティ向上施策を連携させて、弊社をご利用される 『お客様の安心感の更なる向上』につなげたいと思っています。

これからも様々なセキュリティ向上施策を連携させ、安心して利用してもらえるように努めていくという。

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