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【取材】死ぬまで一緒に…怖すぎるご当地キャラ「ガジロウ」は町職員の愛に包まれていた

福崎町観光協会/Youtube

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河童のゆるキャラ「ガジロウ」が怖すぎると話題になっている。

兵庫県福崎町の「ガジロウ」

兵庫県神崎郡福崎町のゆるキャラ「ガジロウ」が怖すぎると話題になっている。

福崎町観光協会/Youtube

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ガタロウは、同町出身の民俗学者「柳田國男」の著書に登場する河童のガタロ(河太郎)をモチーフにした河童の兄弟の弟。

川で待ち伏せ、遊びに来た子供たちの尻子玉を抜いてふぬけにしてしまうという設定だ。

「ホラー風PR動画」や「暗黒絵本」も

同町はガジロウをPRキャラに据えるだけでなく、昨年3月にはホラー映画風「定住促進PR動画」を公開。

また、ななかな夜寝ない子を寝かしつける、子供たちに忌み嫌われるための暗黒絵本「かっぱのガタロウとガジロウ」や、

尻子玉にみたてたウズラの卵が入った「かっぱカレー」も発売。

「福崎町観光協会」HP

「福崎町観光協会」HP

ネット上で「怖すぎ…」「映像でも怖いのに、実際会ったらどうなることやら」「クオリティがやばい」「攻めすぎだろ」「ゆるキャラじゃねーし」など多くの反響が寄せられ、話題となっている。

池から出てくる「仕掛け」として誕生

なぜ、こんなにも怖いご当地キャラが生まれたのか。福崎町に取材を申し込んだところ、河童の主担当をしている小川さんが話を聞かせてくれた。

—–ガジロウはいつ、どのように誕生?

着ぐるみのガジロウは実は後付けでして、本当は池から出てくる仕掛けが先です。

着ぐるみ自体はPR動画用に制作しただけですが、まだ使えそうやなということで町のイベントとかにも出しています。

小川さんは2013年、地域振興課に移動した直後に町長から「ため池からカッパを出せないか」と依頼され、池から出てくる河童の仕掛けづくりに着手。

「同じ造るのなら、できれば多くの人を集めたい」と考え、人間の「怖いもの見たさ」に着目し、あえてムチャクチャ気持ち悪いものを作ろうと発案。

「福崎町」提供

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職場の仲間からも「なにこれ?」など反対意見が多かったが、自分の考え方を信じて話を進めたそう。

「福崎町」提供

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2014年2月14日に一般公開を始めたところ、新聞に掲載されたこともあり、週末には約1000人ものお客さんが来てくれたという。

「福崎町」提供

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仕掛けのガジロウは同町の「辻川山公園」のため池から、9時~17時の毎時0分・15分・30分・45分に飛び出てくる。

ゆるキャラグランプリにも出場

ガジロウは「ゆるキャラグランプリ」にも出場しており、2016年大会では1421キャラ中877位だった。

—–「ゆるキャラ」なのですか?どんな活動を?

ゆるキャラと言い切ってます。

みうらじゅんさんの番組「ゆるキャラに負けない」にも出演させていただきました。

普段はイベント時に出るくらいで、メディアからのオファーがあった時随時出ています。

福崎町観光協会/Youtube

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—–町民や観光客からの評判は?

気持ち悪いと言われますが、普通のゆるキャラよりインパクトがあるので、人の反応は従来のかわいいものとは比較になりません。

福崎町観光協会/Youtube

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—–ホラー映画風PR動画への反響は?

気合い入れすぎて長くなってしまい、あんまり見てもらえません。

2018年に再度、動画を制作予定ですので、今度はショートでいきます。

ガジロウが登場するPR動画の長さは23分9秒だ。

町職員の小川さん「死ぬまで一緒に」

小川さんは最後に、「ガジロウ」への思いをこう語った。

作っていく段階での思いはとても強かったので、自分の体の一部みたいな感覚です。

死ぬまで一緒にいようと思います。

「福崎町」提供

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怖すぎると話題のゆるキャラ「ガジロウ」は、町職員の愛に包まれていた。

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