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「非常識」という声も…海外旅行中に早産した夫婦への支援に賛否

fotolia

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妊娠中の旅行「マタ旅」が物議を醸している。

旅行中に早産した妊婦へ、100万円を支援

沖縄タイムスは20日、台湾から沖縄県に観光に来ていて早産した妊婦に、琉球華僑総会が医療費支援として100万円を贈ったと報じた。

生まれた男児は集中治療室に入っており、今後も負担が増える見込みとして寄付を呼びかけている。

妊娠7ヶ月で早産

早産した女性は妊娠7ヶ月の台湾人観光客で、新婚旅行で訪れた沖縄で3月30日に破水し、那覇市内の病院に緊急搬送。

未熟児の出産に対応できる医療センターに移され、帝王切開で884グラムの男児を出産した。

自己負担の医療費が600万円超に

女性と家族は現在、離島などから病児や家族を受け入れる施設「がじゅまるの家」に宿泊するが、病院や受入れ先では中国語での対応ができないため、県内の台湾出身者らがボランティアで通訳。

赤ちゃんは集中治療室で特別な措置を受けており、医療費の負担は現時点で600万円近くに。

日本の保険制度が適用されず、出産は海外旅行保険の補償対象外のため、医療費はすべて自己負担。負担額は今後さらに増える見込みだという。

「力になりたい」と応援する声が続々

このニュースを受けて、ネット上には「いい話」と感動する声や、「微力ですが力になりたい」「無事に帰国できますように」「がんばれ赤ちゃん」など応援する声が続々。

「寄付しました」「明日にも募金します」という声も複数投稿されており、「皆で助けてあげませんか」「救いの手を広げよう」と支援の輪が広がっている。

一方で「非常識」という声も

一方、「なんで妊娠7ヶ月で海外旅行に行くの?」「非常識」「こうなることも織り込み済みで計画しなきゃ」「認識が甘い」「無責任。同情できない」「自己責任だよね」という意見も。

妊娠5~8ヶ月は比較的落ち着いて過ごせる「安定期」とされているが、トラブルが起こらないことが保障されているわけではないとして、軽率さを指摘する声が見られた。

妊娠中の海外旅行にはさまざまなリスクが

妊娠中の旅行は「マタ旅」とも呼ばれ、「子どもが生まれる前の今のうちに」と安定期に旅行を計画する人は多い。

しかし、安定期といえども胎児はまだ小さく、旅行先でスムーズな受け入れられる医療機関も少ないのが現状。旅行の実施は、慎重に決めた方が良いという。

特に、海外旅行は医療事情が異なることや、語学力が必要になること、多くの海外保険は妊娠をカバーしないこと、トラブルが発生した際に帰国するのが大変だとして、あまりお勧めできないとされている。

また、旅行中の妊婦による急な受診は、余裕のない島の周産期医療の負担増にもつながるという。

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