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使うのは授業用チョークだけ…高校生が描く「黒板アート」が美しい

提供:黒板アート甲子園事務局

提供:黒板アート甲子園事務局

「第2回黒板アート甲子園」の入賞作が発表された。

黒板にチョークで描く「黒板アート」

躍動感あふれる動物たちに、

「黒板アート甲子園」事務局

提供:黒板アート甲子園事務局「静岡県立富士宮東高等学校」

どこまでがイラストか一瞬とまどってしまう美しいイラスト。

提供:黒板アート甲子園事務局

提供:黒板アート甲子園事務局「埼玉県立大宮光陵高等学校」

なんと、これらの作品は「黒板」に「チョーク」を使って描かれた「黒板アート」だ。

高校生の作品

しかも描いたのは高校生。

最初の作品は今年開催された「第2回日学・黒板アート甲子園」で最優秀賞を受賞した静岡県立富士宮東高等学校の生徒2人による作品「VR黒板」。

2つめのイラストは昨年の最優秀作品だ。

「黒板アート甲子園」とは

「黒板アート甲子園」は、ホワイトボードや黒板を扱う「日学」の主催で2015年から開催されている高校生が対象の大会。

使える画材は通常の授業用チョークだけで、オイルチョークや水彩塗料は使用不可。

学校内に設置されている黒板を使用するという規定があるので、作品はいずれ消されてしまう運命にある。

第2回入賞作は力作ぞろい

2回となる今大会には、日本各地87校の生徒753人から153作品の応募があり、先ほど紹介した最優秀賞を含む17点がメイン大会に入賞。

優秀賞の「期待と不安」は、期待と若干の不安を抱く高校生を、彼らから見た景色と共に描いた作品。

提供:黒板アート甲子園事務局「九州産業大学付属九州産業高等学校」

提供:黒板アート甲子園事務局「九州産業大学付属九州産業高等学校」

日学特別賞の1つ、福岡県立八幡中央高等学校の「Flower Whale~ビッグになれよ~」。

提供:黒板アート甲子園事務局

提供:黒板アート甲子園事務局「福岡県立八幡中央高等学校」

また今大会では、メイン大会のオリジナル作品とは別に、今年大きな話題になった映画「君の名は。」のシーンを忠実に再現した作品も募集。

提供:黒板アート甲子園事務局

提供:黒板アート甲子園事務局「埼玉県立大宮光陵高等学校」

いずれも力作ぞろいだ。

「多くの人に見てもらいたい」と開催

学校にある黒板とチョークだけで、これほどダイナミックで彩豊かなイラストが描けるとは驚きだ。黒板アート甲子園事務局に話を聞いた。

—–「黒板アート甲子園」開催の経緯を教えてください。

4年ほど前にインターネット上で、黒板へ素晴らしい絵が描かれている画像を見て、教具として使われているはずの黒板が絵画のキャンバスになっている事にとても感銘を受けました。

正式に大会を開催する事で、生徒同士や先生とのコミュニケーションの場を提供したい、高校生の新しい才能を発掘し、その素晴らしい作品を多くの人に見てもらいたい、という思いから開催を決定しました。

提供:黒板アート甲子園事務局

提供:黒板アート甲子園事務局「千葉県立松戸高等学校」

学校で使う「黒板」と「チョーク」で描く

色彩豊かな作品揃いだが、本当に学校に実際にある「黒板」と「チョーク」だけで書かれているのだろうか。

応募規定は、学校で使用する黒板とチョークを使用するという内容になっています。色の数についての制限は設けておりません。

メーカーの違いや、蛍光色、色覚対応色などを含めると20色程度になります。

提供:黒板アート甲子園事務局

提供:黒板アート甲子園事務局「静岡県立富士宮東高等学校」

—–第1回目からどのような変化が?

今回の応募総数153作品でした(第1回大会は157作品)。今回は「ジュニアの部」を設定しましたので、中学生の参加もございました。

高校生の作品は、審査員先生の共通意見として前回よりも全体のクオリティやバリエーションが高まっているという事でした。

提供:黒板アート甲子園事務局

提供:黒板アート甲子園事務局「埼玉県立大宮光陵高等学校」

「はかなさ」も魅力

黒板アートならではの魅力とは何なのか。

誰もが幼い事から馴染みの深い黒板とチョークを使ったアートであるという親近感があると思います。

また、時間をかけた素晴らしい作品も間もなく消され、通常の授業風景に戻るという儚さはありつつ、生徒達の心の中に思い出として残る感慨深さが魅力であると思います。

提供:黒板アート甲子園事務局

提供:黒板アート甲子園事務局「奈良県立郡山高等学校」

「クールジャパン」の1つに

最後に、「黒板アート甲子園」に込める思いを次のように話してくれた。

日本の高校生が発信する新しい文化、クールジャパンの一つとして世界中の人に見てもらえたらと思います。

また、この大会をきっかけに参加した高校生の将来にとって何らかの糧になってもらえたらと考えます。

提供:黒板アート甲子園事務局

提供:黒板アート甲子園事務局「熊本県立大津高校」

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