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6月9日は「カギを見直す“ロックの日”」…知っておきたい防犯のポイントを聞いた

「日本ロックセキュリティ協同組合」提供

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日本ロックセキュリティ協同組合に、知っておいた方が良い「防犯のポイント」を聞いた。

カギを見直し防犯意識を高める日

6月9日は「我が家のカギを見直すロック」の日。

カギ・錠取り扱い業者の全国組織「日本ロックセキュリティ協同組合」が2001年に、一般家庭でのカギの見直しと防犯意識向上のきっかけになってほしいと願い制定。

「6月9日」=「ロック」=「錠」のごろ合わせで、6月9日を記念日とした。

各地で「ロックの日イベント」を開催

同組合は2006年以降、全国の主要都市で同日に、地元警察や防犯協会の協力を得て「ロックの日」イベントを開催。

「日本ロックセキュリティ協同組合」提供

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今年も6月9日に、東京・巣鴨のとげぬき地蔵尊や宮城県の仙台駅、愛知県のイオンモール長久手など、各地の駅前やショッピングモールなどで防犯チラシの配布などを行う。

「安心できるカギ屋さん」を目指す組合

同組合に、活動内容や最近の防犯事情について取材した。

—–活動について教えてください。

日本ロックセキュリティ協同組合は、錠取扱業者による錠取扱業者のための国内唯一の内閣総理大臣認可の全国組織として平成10年 (1998)に設立されました。

錠取扱業者として一番大切なことはお客様からの信頼であり、それに向け組合は組合員の職業倫理遵守に最重点をおいた活動を行っております。

「日本ロックセキュリティ協同組合」提供

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「安心できるカギ屋さん」を目指し、組合員に対し3年に一度の倫理講習受講を義務付け。

組合員の知識・技術・サービス向上のため講習会や研修会等を頻繁に開催。さらに技術レベルを認定する厚生労働大臣認可の社内検定制度「日本ロックセキュリティ協同組合社内検定(錠施行士)」も実施している。

全国10ブロック47都道府県に支部を置き、地域社会の防犯啓発活動を行っているという。

昨年、住宅侵入が3万9千件

どのような犯罪が多いのか。

—–最近の「カギ・錠」にまつわる犯罪の手口は?

国民の安全で平穏な生活空間を脅かす住宅侵入犯罪は減少傾向にはあるものの、昨年中は約3万9000件の発生を見ており、被害に遭われた方はもちろん、地域社会全体にも依然大きな不安をもたらしております。

その住宅侵入犯罪手口として最も多いのが、「無締り」によるものです

警察庁の発表によると、一戸建て住宅でも共同住宅でも、最も多い侵入手段はカギの閉め忘れである「無締まり」。

次いで多いのが「ガラス破り」。

「日本ロックセキュリティ協同組合」提供

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一戸建てと共同住宅の3階以下では「窓」から、4階以上では「表出入り口」からの侵入が多いという。

防犯のポイントは「2ロック」

住宅侵入の被害に合わないために、どのような対策ができるのか。

—–どのような点を見直せばいいですか?

ポイントとしては次の3つが挙げられます。

① 1ドア2ロックへの対応

②防犯性の高い「CP錠」への交換

③防犯サムターンの導入

最新の住宅やマンションでは1つのドアに2つの錠が取り付けられた「1ドア2ロック」がほとんどだが、既存の建物では1ロックのまま使用しているケースが少なくないそう。

そのような人々に「2つめの錠」の取り付けを勧めているという。

サムターン回しにも対応した「CP錠がお勧め」

どのような錠を取り付ければいいのか。

2つ目の錠にお勧めなのが「CP錠」といわれる製品です。

CP錠とは、警察庁、国土交通省、経済産業省の「官」と建物部品関連団体の「民」で構成された組織が行った官民合同会議において決められた、防犯性能試験で最高難度とされる厳しい試験を合格した製品。

「日本ロックセキュリティ協同組合」提供

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新たな犯罪手口「サムターン回し」にも対応しているので、ぜひ勧めたいという。

ドアに穴をあける「サムターン回し」にも注意

「サムターン回し」とは、ドアに穴をあけて特殊な道具を差し込み、室内からドアロック用つまみを強引に回して侵入する手口。

「日本ロックセキュリティ協同組合」提供

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錠前の向上や普及、業者が既存住宅に錠の交換を促してきた効果で、鍵穴に特殊な工具を差し込んでロックを解除する「ピッキング」が手口の住宅侵入犯罪の被害はほとんどなくなったという。

しかし、それゆえに「サムターン回し」など、別の方法で侵入窃盗を行う可能性が考えられるそう。被害を未然に防ぐために「防犯サムターン」への交換も広く呼びかけているという。

「カギ番号」は他人に教えないように!

「カギ番号」を知られないように気を付けることも大切だという。

鍵番号は、全てのオリジナルキーには必ず刻印されており、その番号さえ判ればほとんどのカギが複製されてしまいます。

よってカギ番号を他人に見せたり、渡したり写真をとらせないよう注意が必要です

昨年、巧妙にカギ番号を聞き出して合鍵を不正に作成し、不法侵入を行った犯罪が話題になった。

カギの「お手入れ」も大切

最後に、カギ・錠に込める思いを、次のように話してくれた。

毎日、使用する鍵について、普段は何も気にせずご使用になられている方がほとんどかと思われます。

「カギ・錠」も使っているうちに疲弊し、いつかは故障します。

その耐用限界は一般的に10年と言われておりますので、これまで皆様の安心・安全のために無言で頑張り続けてくれた「鍵・錠」を見直して最新式への交換もお考えになってはいかがでしょうか??

その寿命を延ばすために、組合ではプロ仕様の最高潤滑スプレー「JLスムーサー」も用意しております。普段のお手入れも是非、お願い致します。

「日本ロックセキュリティ協同組合」提供

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Text by 長澤まき

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