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ついにAmazonが「独自の配送網」を構築へ…個人業者を囲い込み当日配送

fotolia

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アマゾンが「独自配送網の構築」に乗り出していると分かり、注目が集まっている。

個人運送事業者を活用

日本経済新聞は22日、ネット通販大手の「Amazon(アマゾン)」が、「個人運送事業者を活用した独自配送網」の構築に乗り出すと報じた。

東京都心部では、桃太郎便を手掛ける丸和運輸機関が個人配送業を組織化し、配送を業務委託。すでに一部地域では配送業務が始まっているそう。

同社は個人事業主を囲い込んで2020年までに1万人体制にし、当日配送の受託地域を首都圏の主要都市に拡大するという。

ヤマトの構造改革を受けて

独自配送網の構築は、宅配大手「ヤマト運輸」の構造改革を受けての代替策だ。

アマゾンは日本国内の宅配便取扱数の1割弱を占める年間約3億個の荷物を発送しているとみられ、その配送はヤマト運輸や日本郵便などが行ってきた。

しかし、ヤマト運輸が荷物急増や人手不足等による負担増を回避するための構造改革を実施しており、大口法人顧客に運賃見直しや取り扱い縮小等を交渉。

さらに「12~14時枠」の廃止など宅配便のサービスも縮小しており、多くの通販会社が配送の見直しを余儀なくされている。

「自社配送」に力を入れる企業が続々

近年、他社との差別化を図るために「配送」に力を入れる会社が増えてきている。

ヨドバシカメラは2016年に同社通販サイトの商品を自社配送で最短2時間30分以内に届ける「ヨドバシエクストリーム」サービスを開始。

今年2月には、ディスカウント大手の「ドン・キホーテ」が注文商品を最寄り店舗から最短58分で配達するサービス「majica Premium Now」をスタートした。

ネット上には「配送の質」を懸念する声も

ついに、アマゾンが独自配送網の構築に乗り出したというニュースは、ネット上で話題となっており、「とうとう来たか」「予想通りの展開」「対抗できるところは無くなってしまうだろう」など反響が続々。

質の低下や、個人事業者への負担を懸念する声もあるが、

「中抜きが無くなるので、個人事業者の取り分が増え待遇改善につながるのでは」など、期待する声も。

さまざまな意見が寄せられ、物議を醸している。

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Text by 長澤まき

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