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著者名の見出しプレートがなぜ主人公名の「シャーロック・ホームズ」?新潮社に聞いてみた

提供:新潮社

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新潮文庫の「見出しプレート」について取材した。

ネット上で「なぜ1人だけ主人公?」と話題に

先日ネット上で、新潮文庫の「見出しプレート」が話題になった。

「トルストイ」や「ヘミングウェイ」「ヘッセ」など著者名のプレートが並ぶ中、なぜかコナン・ドイルだけが「シャーロック・ホームズ」となっており、投稿主は「なんで1人だけ作家じゃなくて主人公なんだよ」とコメント。

同投稿は7300件以上リツイートされ、「面白い」「謎」「違和感ある」「コナンって書いたら、メガネの坊やと間違える人が続出するから」など反響が寄せられている。

新潮社「作品名の方が圧倒的に知名度が高いから」

なぜ、コナン・ドイル作品だけ見出しプレート名が登場人物名なのか。

新潮社の宣伝部に聞いたところ、数年前に著者名プレートを現在のキュンタバージョンに変える際に、「著者名よりも作品名のほうが、圧倒的に知名度が高いことから」このような形になったという。

提供:新潮社

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「赤毛のアン」も

他にも、「赤毛のアン」シリーズの著者名プレートも著者「モンゴメリ」でなく「赤毛のアン」。

提供:新潮社

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ただし、並び順は著者名の通りで、それぞれ棚の「と」と「も」のところに並んでいる。言ってみればシリーズを表すプレートで、シリーズ名としては他に「サイエンス&ヒストリー(S&H)」などのプレートを作っているという。

提供:新潮社

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著者名とシリーズ名のプレートが混ざっていることについて、同社にはこれまで特に問い合わせは来ていないそうで、違和感なく受け入れられているようだ。

見出しプレートに込められた工夫

同社では見出しプレートを作るにあたって、まず「書店に来たお客様が、迷わず目当ての本を手に取れるようにすること」を大切にしており、また「手に取る機会のなかった本に出会ってもらえるような工夫」をしているという。

今回話題になった「著者名以外の著者名プレート」もその一環だ。

出典:QUNTA PARK

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