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出版社社長が「図書館での文庫本貸出中止」を要請と報じられ物議に

fotolia

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大手出版社の社長が「図書館での文庫本貸し出し中止」を要請すると報じられ、物議を醸してる。

「文庫の貸出中止を要請」と報道

朝日新聞は12日、出版社「文芸春秋」の社長が「文庫本の図書館での貸し出し中止」を要請すると報じた。

図書館での貸し出し数の4分の1を文庫が占める地域などがあり、市場縮小の要因の1つになっているとして、「文庫は自分で買う」という空気をつくり出すことが重要だと訴えているという。

深刻な「出版不況」

日本では近年、出版物の市場規模が年々縮小傾向にある。1996年のピーク時には2兆6564億円あった紙の出版物の推定販売金額は、2014年には1兆6065億円まで減少。発行部数もピーク時の半分以下になった。

「文庫本」も大きく落ち込んでおり、2014年には販売金額が前年比7.6%減と過去最大のマイナス幅を記録した。

図書館が本の販売を圧迫?

一方で、図書館の貸出冊数は1975年から2005年の30年間で約9倍に増加。2010年頃には書籍の販売推定部数と図書館の貸出冊数が逆転したという。

新潮社社長で書協副理事長の佐藤隆信氏は2015年、文庫について「安くすることでより多くの人に読んでもらい著者に還元し、明日の出版につなげていくための原資を得るものとして開発された商品」として、その文庫が図書館で充実し多く貸出されているのは切ないと説明。

また、図書館が同じ本を複数所蔵し貸し出していることが文芸書の販売数を圧迫しているという声が、書店や著者からも大きくなっているという。

ネット上には「そうじゃない」という声も

この問題を受けて、ネット上には「それでいいと思う」「気持ちが分からなくもない」と理解を示す声があるが。

一方で、こんな意見も。

さまざまな意見が寄せられ、物議を醸している。

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