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ラーメン業界初の“定額制”がスタート!開発元「クーポンだけの販促を終わらせたい」

出典:「フードリヴァンプ」Press release

出典:「フードリヴァンプ」Press release

月々定額でラーメンを食べられる画期的なサービスについて、サービスのシステムを開発したiXIT社に取材した。

「月8600円で毎日ラーメン」が話題に

関東に15店舗を展開する「野郎ラーメン」は11月1日から、月8600円で同店の看板商品「豚骨野郎」(税込780円)と「汁無し野郎」(税込830円)、「味噌野郎」(税込880円)のいずれかを、1日1杯食べられる定額課金サービスをスタートした。

12杯食べれば元が取れる計算で、31日毎日食べれば2万4180円相当になる。

利用は同店が「野郎世代」と定義する18~38歳までに限る。同社によると、ラーメン業界初となる定額課金(サブスクリプション)モデルだ。

提供:iXIT

提供:iXIT株式会社

ネット上では「ラーメン定期やん!」「ハンパねぇ…」「元取れそう」「めっちゃお得」「皆勤で行きたい」「面白い」「客は好きなだけ恩恵を受けられるし、店側も定額収入得られるし、どっちにとってもオイシイ」「客の囲い込みもできそう」「広がりそう」などと話題に。

吉野家や王将、カフェやクリーニング店、カラオケ店など、お気に入りの店で同制度を導入してほしいという声も寄せられている。

アプリで実店舗の「定額課金」を実現

この企画は、システム開発やコンテンツ配信などを手がけるiXIT社が、10月に提供を始めた実店舗での定額課金をスマホアプリで実現する「ファーストパスポート」を利用。

来店客の定額決済の管理から、店舗での認証管理、利用状況確認等をアプリ1つで実現可能にするサービスで、野郎ラーメンは初めての利用企業だという。

出典:「iXIT」Press release

客の来店頻度の増加やロイヤリティの向上、来店行動データの集積・分析なども可能だという。

「何度も来たくなるサービスを」

iXIT社に詳しい話を聞いた。

—–ファーストパスポートを発案したキッカケは?

割引クーポンだけの販促に疑問を持ったのがキッカケです。

割引の時だけにしか来店していただけないサービスではなく、何度もお客様が来たくなるサービスが必要なんじゃないか、と考えました。

もともと弊社は、携帯電話向けコンテンツプロバイダーとして18年以上月額での課金サービスを行っておりました。

長く楽しんで使っていただき、お客様にファンになっていただくにはどうしたらよいのか、そのノウハウを生かし、「ネット」の世界にとどまらないサービスを構築できないかと思ったのが、「ファーストパスポート」の始まりです。

—–狙いを教えてください。

今、海外ではサブスクリプションビジネスを実施した実店舗(カフェなどの飲食店)が増えてきており、確実に日本にも到来してきています。

いつくかの企業様が紙や磁気カードなどを発行し導入されているところもありますが、「アプリでもっと楽に管理していただきたい」と思いパッケージツール化しました。

今までクーポンを配るだけで終わっていた店舗と顧客との関係を、当サービスを活用していただくことで、もっと実店舗と顧客の距離が縮まるきっかけを作れればと思っております。

出典:「iXIT株式会社」Press release

出典:「iXIT株式会社」Press release

—–第1弾「定額ラーメン」の、想定する利用者層は?

「野郎ラーメン」が大好きで食べ盛りの18~38歳の方を中心に広まっていけばと思っております。

ビジネスモデルとしてこの「サブスクリプション」に興味を持っていただいた方にも足を運ぶきっかけとなればと思います。

何度も議論を重ねて実現

「定額制ラーメン」という画期的なサービスは、何度も議論を重ねて実現したという。

—–最初にサービスを提案した際、野郎ラーメン(フードリヴァンプ社)はどのような反応を?

月額のサービスという今までの店舗売上とはまったく違うビジネスモデルですので、何度も打ち合わせをしました。

「野郎ラーメン」には熱烈なファンがいらっしゃり、その方々への還元になるサービスを、「ブタックカード」以外にも模索していた部分と、当サービスの考え方がマッチングしたかと思います。

新しいことを打ち立てていくというフードリヴァンプ様の企業理念とも、当サービスへの親和性が高かったのもあり、実現に至りました。

「ブタックカード」とは、会員数2万5000人を超える同店オリジナル会員カード。麺の大盛り無料やミニビール無料など、とてもお得なカードだ(現在は新規募集をしていない)。

出典:「FOOD REVAMP」Press release

出典:「FOOD REVAMP」Press release

—–ネット上で大きな話題になっていますね。

とてもありがたいことだと思っております。「野郎ラーメン」という強いブランドと取り組ませていただけたからだと思っております。

8600円で1日1杯ラーメンが食べられる、という話題性の部分だけでなく、弊社としましては、これをきっかけに少しでも「サブスクリプションビジネス」がもたらす新しい価値やそれをアプリのみで実現することについて着目していただければ嬉しいです。

飲食に限らずさまざまな業態へ

—–今後はどのような店舗に同サービスを提供していきたいですか?

飲食業界に限らず、色々な業態の方とお話をさせていただいております。

普段毎日使っているお店から、数カ月に1回は行きたくなるお店まで、業界を問わず企画次第でもっと広がっていくのかと思っております。

お客様との新しい関係づくりのお手伝いを、このアプリをキッカケにどんどん広げていきたいと思っております。

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Text by 長澤まき

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